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「東京タワー」、「英雄の哲学」

どちらもノンフィクションですが、二作品を紹介。

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リリー・フランキー 「東京タワー ?オカンとボクと、時々、オトン?

ずいぶん前に買ったまま放置しているあいだに本屋大賞を受賞されたとのこと。

上記リンク先のAmazonのレヴューに、「作者が感動させたいところは分かる。しかし、そこにそのための文章が書かれていない。(よって)後味の悪い作品」というのがありますが、私が客観的に申し上げて、本作品は「感動させるため」のものではなく、(著者である)息子が母に向けての、ある意味とても個人的なものですのでそのような脚色・演出はかえってないほうがよかったと思います。
ここで(言ってみれば)「読者を感動させよう」というアクションがあると母と息子のピュアな、そしてリアルな関係が汚されるのではないかと。
その中の人間、つまり「オカンとボクと、時々、オトン」にしか流れないであろう空気が伝わってくる、それがこの本の魅力なのだと思います。

私は上質な作品だと思いました。おすすめします。
ちなみにこの本の装丁は、母がよく残していた贈り物の包装紙を表していると本人が言っているのをどこかで聞きました。金のラインが水引、だったかな?
と思ったら本人の日記でした。記憶力に乾杯。
あと扉の題字を見たとき、「これはスゲェ… リリーさんが書いたのか…?」と思ったらどうやら「オトン」らしい。すごい。

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イチロー × 矢沢永吉 「英雄の哲学

BSデジタル放送民放5局共同特別番組として放送されたイチローと矢沢永吉のふたりによる対談の本。
イチローを敬愛してやまない私としては番組をぜひ観たかったのですが、当時うちのTVでは観れず。録画できる方も見つからずで残念ながら観れませんでした。

常日頃からイチローの言葉というのは自分の気持ちをトレイスしてくれるかのように自分自身にジャストフィット・直で理解できるので、この本を読んでいても「そうだよな、やっぱそうだよなぁ」と確認できる悦びがありました。
よく、“気持ちを共有したい・分かってほしい”というのは女性的な本能だと言われますが、もちろん男だってそういう欲求や、直で“すぽーーん”と気持ちが伝わったときの悦びはあります。まさに自分にとってはそんな思いのしたふたりの対談でした。

より欲を言えば、もっとイチローの(矢沢永吉さんはよく知らないので)哲学を深く深く深く読みたいという気持ちはありました。もっとディープなイチローの哲学世界を。

先日「アーティストとは」というのを書きましたが、それにあわせればイチローは完璧にアーティストだと思います。
いつか直接会って話したい人です。

  • Posted at 22:30 on Jul 26, 2006
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