Warning: count(): Parameter must be an array or an object that implements Countable in /home/site-ichijo/www/si.1dhcuttqmvpl3ic/wp-includes/post-template.php on line 284

心はマシンを超えるのか

20071201_1.jpg

3Dアニメーション映画、 “EX MACHINA(音出ます)” を鑑賞。
音楽を細野晴臣さん、メインテーマがHASYMOだったりと音楽から観ようと思った映画。(サントラは先に買って聴いてた)
これはすごい。おすすめの映画です。12/14まで、東京は渋谷・シネアミューズにて。

ストーリィには触れませんが、思ったことなど。
結局のところ、「心」がテーマの作品なのだと思います。
人間の心や意識というのは実に多様に変化するもので、心のあり方のヴァージョンが幾多にもあるだけでそこに善悪だとか、常識・非常識だとか、癒し・暴力だとか、そういう価値観というのは個々の視点の問題であろう、というのが私個人の基本的な考え方なわけですが(あくまでも「基本的に」、自分の感情を優先させることだってもちろんたくさんある)、心というのはブレがあるぶん、望む方向にも行くし、望まざる方向に進むこともある。
この“心が心であるが故のブレ”によって、世界には愛情も生まれるし、破壊も生まれる。慰めの言葉が生まれれば、凄惨な現実も生まれる。
こういう一定値に捉えることのできない心をどうするんだ、というのがこの映画の出演者たちが向かい合う問題なのかなと。
これは非常に難しくも大切な問いなのだと思います。事実、往々にして癒しと暴力というのは同じフェイズ(階層、位相)で起こるものなのです。家庭とか、もっと大きなくくりで言えば人間同士とか。人間と石が戦ったりというのはあまりしないです。

心をなくしてしまえば、当然争いもなくなる。強奪もなくなれば妬みもなくなる。と同時に愛や守るものもなくなる。
心があれば、愛することもできるし守りたいものも人によっては生まれる。と同時に争いや破壊が生まれるリスクも付きまとう。作中であったように、心があるがために守りたいと思いつつも実際には殺しかねない状況だってあるかもしれない。

要するに自分はどちらを選択するかなのだと思う。
ただ、僕の感情や価値観から言わせてもらえれば、心をなくした世界の平和というのは、「平和」というよりも「無」なのだと思う。そこからいったいなにが生まれるのだろう? なにも生まなくていい、というならそれはそれでおもしろい人生観だとは思うけれど、実際もう自分が「生まれちゃってる」のだから「なにも生まなくていい」というのはちょっと論点がずれるかと思う。
あとは個々の人それぞれが、「自分はなにを生み出したいのか」という意識と自分自身に対する責任感をもってやっていくしかないんじゃないかな。別にこれは何かを創るとかそういうことではなくて、どういう雰囲気を醸し出す人になりたいのか、とか。道行く人が物を落としたらどう反応する人になりたいのか、とか。超絶忙しいときに子どもが話しかけてきたらどう対応する親になりたいのか、とか。

昨今のスピリチュアルブームで僕が一つ気になるのは、感情の説明がちょっと行き過ぎているんじゃないかという点。
動機はよろしい、目指す人生観もよろしい。だけど今の感情を説明しすぎている感がある。
あなたはこういうひどい目に遭いました、それはあなたがそこから~を学ぶためです、みたいな。
目指しているところは賛同できるし、その動機にも頷けるけど、今のその感情をもっと大事にするのもいいんじゃないかなぁ、というのが「論理と感情」が最近の個人的テーマの僕の考えです。
まぁ分かりやすい例だけれど、こういうのがこれ以上行くと「心なんてなくしてしまえ」に続いてしまうリスクも感じている今日この頃。
論理が行き過ぎると感情が無視されやすいもの。たしかに感情・心というものはブレるけれど、それは論理と対等、もしくはそれ以上の価値があると僕は思う。

自分自身はじゃあどちらを選ぶんだというと、平穏な生活を送りたいと思っているけれど、心をなくすつもりは今のところ、まだない。
その代わり、感情を無益にブレさせるものは徹底的に排除させてもらう。TVとか、ネットの芸能ニュースとか。社会ニュースの見過ぎも僕には良くない。しなくてもいい心のブレを生じさせてしまうから。

最後に映画の話に戻すと、マシンを超えたところにあるもの(これが僕の “EX MACHINA” の解釈です)、それが「心」なのだと感じました。
観る人によって感じ方はいろいろあると思うので、観れる方はどうぞおすすめです。
調べたら2004年に同じく3Dアニメで “APPLESEED” が公開、今作はその続編のようです。だけど今作からでも十分理解できます。
前作も観たいな。原作も読みたいですわ。締めは本音を3本。

・士郎さん、 “SHIROW MASAMUNE” の表記がかっこえーーー!
・義経、かっこええーーーー!!
・ヒトミちゃんかわいいーーーー!!(これが一番大事。)

g20071201.jpg
Amazon.co.jpの商品ページへ EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK COMPLETE EDITION(初回限定盤)(DVD付)
EX MACHINA ORIGINAL SOUNDTRACK(DVD付)

  • Posted at 08:26 on Dec 01, 2007
  • | No comments yet

Response

  • 現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。