お客様のご理解とご協力…

禁煙エリア、電車での携帯電話の使用・優先席の案内・女性専用車両…。そんなところでよく見る・よく聞くのがこのアナウンス。

「お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」

見るたび・聞くたびに思うことがあります。
こういう社会のマナーというのは大部分の人は守っているわけで。毎回毎回、全体へ向けて「お願い」するのって、なんか腹が立ちませんか? 「そんなのやってるよ」という。こういうのは、

「お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」

で締めたほうがいいと思いませんか? わざわざ張り紙やアナウンスで「お願い」するなら、守っている人へ感謝の言葉も言えよ、と思うのです。

例えば禁煙の案内でも、マナーを守っていない人にだって、
「当館では全フロア禁煙となっております。お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」
で趣旨は伝わるでしょう。

「当館では全フロア禁煙となっております。お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」
だとやはり、守っている人は「うるさいな。やってるよ」と思うのではないでしょうか。私は非喫煙者ですがそう感じます。
だいたいお願いばかりで感謝がない。感謝を言いたくないなら、最初から決まりをリストアップすればいいだけの話。

「お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」
はすべて
「お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」
に言い換えるべきだと、私は強く思っております。

  • Posted at 22:25 on Dec 11, 2005
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