生分解性プラスティックの威力を見た

生分解性プラスティック
「生分解性プラスティック」というものをご存じでしょうか。微生物などにより分解されるプラスティックのことです。最終的には水と二酸化炭素に分解されるようですよ。Wikipediaの項目が興味深いです。

生分解性プラスチック – Wikipedia

冒頭の写真はその生分解性プラスティックです。PC用のDVDドライヴを買い換えたので、元の箱にしまおうと思って開けたらこのようにボロボロになっていました。

触ると砕けていきます
触ると砕けていきます。

箱の底には粉が溜まっている状態
箱の底には粉が溜まっている状態。

びっくりしたので買った日を確認してみました。2007年10月でした。(領収書などすべてPDF with OCR化してるので検索できるのです。バンザァーイ!)
つまり3年半経過していたことになりますが、このあいだずっと空の蓋付き靴箱に入れて保管してきました。日光や埃には一切触れていません。空気に触れているだけでここまで劣化するとは知りませんでした。

箱の記載
箱の記載。通常のプラマークがついてます。普通のプラと同じように再利用はできるようです。

前述のWikipediaにも書かれていましたが、確かに耐久性はないので、生分解性プラスティックの袋は大事に保管せずにさっさと使ってしまったほうがいいかもしれないですね。

新しく購入した方には使われていませんでした
同じPioneer製のドライヴなのですが、新しく購入した方には使われていませんでした。(生分解性プラスティックの記載がないので使ってないのだと思う。)
Pioneer製ドライヴは環境に気を遣った素材を積極的に使用している印象がありますが、今回袋に使ってないのだとしたらなんでやめちゃったんでしょうね。「ボロボロになってるじゃないかゴルァ!」みたいな声があったのでしょうか。

生分解性プラスティックはコスト高なのだと思いますが、ポイ捨てになる可能性のあるポリ袋はすべて切り替えてもいいんじゃないかなあ。
そういえば一時期炭酸カルシウムを添加したプラ袋がありましたよね。すぐ白くなって結構弱い袋でした。最近見なくなったなと思ったらそれほど必要性がなくなりやはり徐々に減ってきているようです。

ゴミ袋 – 添加物 – Wikipedia
炭酸カルシウム入りゴミ袋のメリット・デメリット – 自然環境問題 – 教えて!goo

それにしてもこういうの見ると生分解性プラスティックを用意して、植木鉢などの土に時間差で埋めて観察したいですね。一週間、一ヶ月、三ヶ月経過などを並べて様子を見てみたい。やはり腐葉土などがいいのでしょうか(笑)。

  • Posted at 02:02 on May 07, 2011
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