村上春樹、オコナー賞受賞!
おめでとうございます! (記事はこちら)
いやぁ本当に素晴らしい。うれしいなぁ。
「長編が森を作る作業だとすれば、短編は庭仕事。」
うまいですね。たしかに短編は楽しさもあるし実験的なこともいろいろしやすいですね。
でもまずは自分も深い森を作らねば。そして森に呑みこまれないように。
おめでとうございます! (記事はこちら)
いやぁ本当に素晴らしい。うれしいなぁ。
「長編が森を作る作業だとすれば、短編は庭仕事。」
うまいですね。たしかに短編は楽しさもあるし実験的なこともいろいろしやすいですね。
でもまずは自分も深い森を作らねば。そして森に呑みこまれないように。
流行通信がリニューアル。
表紙を見てもしや、と思いチェックするとその通り、Sasha Pivovarovaがクローズアップ。
うーん、かわいい。
Sashaが気になる方はチェック!
流行通信リニューアル特別号、580YENです。
本屋で見つけて買った雑誌、「自休自足」2006夏号(Vol.14)。
Slow & Beautyな生活。純粋にうらやましい。読んでて泣きそうになる、そんな空気のある雑誌です。ku:nelをもっとコアにした感じ。
今号がそうなのかもしれないけど、おすすめの一冊。980YENです。
本屋で立ち読みしたものの、やはり気になって後日行くと売り切れ。結局Amazonで購入。
“+DESIGNING” 創刊号、特集は「文字。」
パソコンにおけるフォント(文字)の基礎知識から分析、広告でのフォントのあり方、書籍での文字、デザインとしての文字…。とにかく文字についてぎゅーっと詰まった一冊です。個人的に広告での文字が興味深い。
キューピーマヨネーズの写真を効果的に使った広告が中学の頃から好きで、新聞から切り取ったのを今でも持っています。
また他にも今現在役に立つ情報もありました。
アップルが使っているフォント、なかなか好きなのですが、それに関する情報もあり。
「エクスクルーシブ・フォント(exclusive font)」、つまり企業やメディアがオリジナルにデザインしたフォントの実状も少し書かれています。
そしてもうひとつ。
Windowsの次期OS、Vistaに搭載される新しい和文書体 “Meiryo(メイリオ)”。これはClearTypeフォントらしく、非常に読みやすい書体(サンプルが載っています)。
そして驚きなのは、このメイリオはかの “Verdana” をベースに開発されたそう。
なぜVerdanaかと言うと、このメイリオの開発コンセプトである、「スクリーン上での読みやすさ」「横組みでの可読性の高さ」を満たす和文書体は今までなかった。そのイメージに一番近かったのがVerdanaだった、ということらしいです。
実は。このブログも含めて私のサイトでは、欧文はVerdanaを第一優先指定しています。自分の知る中では標準装備されている欧文フォントで一番読みやすく、かっこいいと思っていたから。
WinXPでも滑らか効果を使えばきれいになります(デスクトップ上で右クリック、プロパティ。[デザイン] – [効果] – 「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」をチェック・[Clear Type]を選びます)。
これをベースに作られたという「メイリオ」、期待大です。
どちらもノンフィクションですが、二作品を紹介。
リリー・フランキー 「東京タワー ?オカンとボクと、時々、オトン?」
ずいぶん前に買ったまま放置しているあいだに本屋大賞を受賞されたとのこと。
上記リンク先のAmazonのレヴューに、「作者が感動させたいところは分かる。しかし、そこにそのための文章が書かれていない。(よって)後味の悪い作品」というのがありますが、私が客観的に申し上げて、本作品は「感動させるため」のものではなく、(著者である)息子が母に向けての、ある意味とても個人的なものですのでそのような脚色・演出はかえってないほうがよかったと思います。
ここで(言ってみれば)「読者を感動させよう」というアクションがあると母と息子のピュアな、そしてリアルな関係が汚されるのではないかと。
その中の人間、つまり「オカンとボクと、時々、オトン」にしか流れないであろう空気が伝わってくる、それがこの本の魅力なのだと思います。
私は上質な作品だと思いました。おすすめします。
ちなみにこの本の装丁は、母がよく残していた贈り物の包装紙を表していると本人が言っているのをどこかで聞きました。金のラインが水引、だったかな?
と思ったら本人の日記でした。記憶力に乾杯。
あと扉の題字を見たとき、「これはスゲェ… リリーさんが書いたのか…?」と思ったらどうやら「オトン」らしい。すごい。
イチロー × 矢沢永吉 「英雄の哲学」
BSデジタル放送民放5局共同特別番組として放送されたイチローと矢沢永吉のふたりによる対談の本。
イチローを敬愛してやまない私としては番組をぜひ観たかったのですが、当時うちのTVでは観れず。録画できる方も見つからずで残念ながら観れませんでした。
常日頃からイチローの言葉というのは自分の気持ちをトレイスしてくれるかのように自分自身にジャストフィット・直で理解できるので、この本を読んでいても「そうだよな、やっぱそうだよなぁ」と確認できる悦びがありました。
よく、“気持ちを共有したい・分かってほしい”というのは女性的な本能だと言われますが、もちろん男だってそういう欲求や、直で“すぽーーん”と気持ちが伝わったときの悦びはあります。まさに自分にとってはそんな思いのしたふたりの対談でした。
より欲を言えば、もっとイチローの(矢沢永吉さんはよく知らないので)哲学を深く深く深く読みたいという気持ちはありました。もっとディープなイチローの哲学世界を。
先日「アーティストとは」というのを書きましたが、それにあわせればイチローは完璧にアーティストだと思います。
いつか直接会って話したい人です。