誰の中にもある、クラッシュ―

映画、「クラッシュ」を観てきました。朝一で開館を待っての一番乗りで。

これは… 正直うまく言えません。
ただただ圧倒されてしまい、なにか一言で表せるものではありませんでした。まだ観ていない方がおられましたら、私としてはおすすめです。

観たあとに、ここまで放心状態になってしまったのは初めてかもしれません。
映画館を出たあと、雑踏を眺め、空を見上げ、大きく息をついて、ストリートをゆっくり、歩きました。
街路樹の下にあるベンチに座って幾ばくか過ごし、スタバのテラス席で丸一時間ほどただただ空(くう)を見つめていました。

目の前を通り過ぎていく人、そしてこの世界に人間が何人いるのか知らないけれど、彼らがただ愛しかった。
気がついたら、トールサイズのコーヒーはすっかり冷めていた。口に含むと、その黒い液体は苦く、甘く、僕の知らない味がした。あの液体はなんだったのだろう?

20060318_1.jpg
心情風景は、たとえるなら雑踏の中にたたずむ、飲み干されたプラスティックカップ。

20060318_2.jpg

驚き、怒り、不信、安堵、絶望、信頼、放心、哀しみ、愛、、、
―そして僕には想像することすら許されない、“なにか”―。

この空はそれらすべてを分け隔てなく、吸い込んでいる。
それはまるで、神の脳味噌のように。

20060318_3.jpg
行った伊勢崎町にある映画館。小さいですが、好印象の映画館でした。
観てみたいけど、ひとりではな… という方がおられましたらお声をおかけくださいませ。

ちなみに観ようと思ったきっかけは、みんしるさんのブログ。みんしるさんに感謝。

  • Posted at 17:55 on Mar 18, 2006
  • | (Closed)

「ウォーク・ザ・ライン」

映画、「ウォーク・ザ・ライン」を観てきました。
みなとみらい、新高島にある109シネマズにて17日・金曜日までの上映だったので最後のチャンス。

かなり今の自分が悩んでいるところが描かれていて観終わったあとあとまで考えさせられるものでした。たぶんこれからもしばらくは(何ヶ月か何年か)向き合い続けるであろう課題です。

自分がなにかを生み出すこと、クリエイトすること。その行為には必ず踏みつけてしまうもの、傷つけてしまうものも生まれる…。それは友人であったり、愛する家族であったり、自分であったり。
自分を愛せるのか?

分からない。
YESでもNOでもない。分からない。

破ることのできない、柔らかい膜が私を包んでいました。
エンドクレジットが流れる中で、自分はうんざりした気持ちでその透明な膜をただ見つめることしかできませんでした。

20060316_1.jpg

20060316_2.jpg

20060316_3.jpg

109シネマズ、いいですね。途中入場はないし、全席指定席だし。割引制度も充実しているので利用していこうと思います。
ただ通路側の席だと、上の写真の補助灯が目に入るので選べるのであれば中央寄りがいいです。今日は空いていたので、後列の中央という最高の席でした。

あと、予告編のピンクパンサーがおもしろかったので観にいこうかなー。

FINAL FANTASY VII -ADVENT CHILDREN-

昨日はヒーヒー言いながら、”FINAL FANTASY VII -ADVENT CHILDREN-“観ました。(兄が早速買ってたので。)
とにかくグラフィックはすごいですね。ただ内容に関してはちょっとくどいかな、と思ったり。

でもゲ?ムのほうをやった人は、キャラクターの一挙一動に感動を覚えます。(あまりいないと思いますが、ゲームをやらずにこの”FF VII AC”を観てもさっぱりだと思う。)

そしてなにより願うのは、このグラフィック・クォリティでリメイクして出して欲しいです。>FF VII

  • Posted at 21:52 on Sep 17, 2005
  • | (Closed)