ひたすら横浜写真を撮る

今日は快晴だったので快晴向きのロケを撮りにいきました。
300枚ほど撮ったところでバッテリー切れ。陽も傾いて光量不足になってきたのでちょうどよかったかな。

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教えてもらったおすすめスポット、弁天橋より。先日の夜景は万国橋より。うーん、ここは夜景きれいだろうな。

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「海辺のカフカ」NYタイムズ今年の10冊に

村上春樹さんの長編小説、「海辺のカフカ」。

今年英訳版が刊行され、素晴らしいことにNYタイムズの今年の10冊に選定されました!NYタイムズの記事

おめでとうございます!!
いやー うれしいっ!! ほんとにうれしい。

思えば春樹さんの作品に出会ったのは、高校生、18歳のとき。5年前。高校の「作品講読」の授業でした。それまで私はまったく本を読まない人間。とくに小説なんてまったく。
ひとつだけ、ヘッセの「車輪の下」を読んだくらいです。(初めて自分で買って読んだ小説です、「車輪の下」。)
友人の誘いで空いてるタイムテーブルに「作品講読」を受講した、という“たまたま感”あふれる出会い。

先生(今思えば恩師ですね。お礼を伝えたいのだけどいまだ再会できず。)が「間違いなく、現代の日本を代表する小説家」という紹介のもと、村上春樹さんの小説、「風の歌を聴け」を読みました。
あの衝撃は忘れられない。
「なんなんだこれは…!!」
主人公と自分の重なりにものすごく感動しました。

それ以来、春樹さんの小説は出版されたものはすべて読みました。作風は時代ごとに変わりますが、魅力は薄れません。また私は詩を中学時代から書いていたんですが、春樹さんの小説との出会いは、「小説(物語)」を本格的に書くようになったきっかけでもあります。

本当におめでとうございます。

  • Posted at 23:29 on Dec 02, 2005
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究極の質問たち… ノーベル賞受賞者からの回答

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「ノーベル賞受賞者にきく 子どものなぜ? なに?」

「ノーベル賞受賞者にきく 子どものなぜ? なに?」を読みました。大人が読んでも十分おもしろいです。まず質問自体がとても興味深い。たとえば、

「どうしてプリンは柔らかいのに石は硬いの?」

「空はどうして青いの?」

「葉っぱはどうして緑色なの?」

「1たす1はどうして2なの?」

などなど…(目次一覧はこちらをどうぞ

これらの質問にその道のプロ、ノーベル賞受賞者たちが答えてくれます。説明の中には、子どもには難しいのでは、と思うものもありましたが、それでも分かりやすく書かれているので楽しみながら読めます。大人でも十分楽しめます。

実際に読んで興味深かったのは、上記のほかに
「どうして貧しい人とお金持ちの人がいるの?」
「愛情って何?」
「どうしたらノーベル賞をもらえるの?」
「忘れちゃうことと忘れないことがあるのはどうして?」
など。読んで「なるほど」とうなってしまう、おすすめの一冊。

  • Posted at 20:43 on Nov 30, 2005
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ターシャ・テューダー

友だちのおすすめでずーっと観たかった、NHKの番組、「喜びは創りだすもの~ターシャ・テューダー四季の庭」。

先日の土曜日、やっと観れました。ほんと感動。自分が今まで考えていたこと(小説でも書いたこと)をターシャも言っていて、自分自身とすごく重なる部分がたくさんありました。泣けた…。

彼女の言葉をいくつか紹介します。

何百もの球根を植えるのは大変
でも花の咲く日を思えばね

せっかく芽を出したチューリップが
おそ霜にやられることもあるの

それでも植物の成長は
辛抱して待つ価値があるわ

最近の人は辛抱することを嫌うけど
庭造りにも人生にも必要なものよ

それに必ずしも 辛抱だけじゃないわ

待っている間
ずっとわくわくしていられるのよ

球根がシマリスに食べられないか
ハラハラしながらもね

———————-

春は必ずめぐってくるの
楽しいことは それを待つ喜びも大きいのよ
想像力を枯らしてはだめ
どんな厳しいときも
幸せは心の持ちかたにあるのだから

———————-

人は物事の悪い面ばかり考えがち
だけど それは間違っているわ

この美しい世界を楽しまないなんて
ばかげてるわ

私にはすばらしい息子や孫や
お嫁さんたちがいてくれるから

大好きな庭と絵に打ち込めるの

怠け者かもしれないけど
この年なら許されるわよね

今が人生でいちばん幸せよ

― ターシャ・テューダー

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「ターシャ・テューダーの世界 ― ニューイングランドの四季」

スーパーカーに乗りたい

今年の2月に惜しまれつつ、解散したスーパーカー。(公認ファンサイト。音出ます。)
私は大好きです。今でもよく聴いています。

彼らの作品は、いわゆるメッセイジ・ソングではないのですが、そこからは純粋な喜び、愛、夢、美… を感じます。変な表現かもしれないけど、汚いところがない。純粋に音楽を楽しみ、愛でているのがすごく伝わってくる。
そしてすごいのは、それで単なる能天気ではないところ。痛みや苦しみを超えたところで、音楽を愛している。その見えない強さがよく分かる。

これは実は私が今自分の作品に求めていることでもあります。能天気とはレヴェルの違う、つまりすべてを受け入れ、踏まえたうえでの喜びや愛の表現。目の前のことでいっぱいいっぱいではない、余裕をたたえたスタイル。
だから余計に彼らには尊敬の念を抱いてしまいます。「なんでこんなに純粋なんだ!」と。

そしてもちろん彼らのサウンドが私は大好きです。
あとMIKIの声がすごく好き。くるりの「ばらの花」の女性ヴォーカル、MIKIさんなんですよね。
初めてスーパーカーを知ったきっかけは、「YUMEGIWA LAST BOY」。かっこよすぎ。

あきらめだけは夢から覚めても言わないよって、それだけさ。(「cream soda」)

運命も運勢もたぶんきっと当たってないよ。(「Hello」)

  • Posted at 02:43 on Nov 25, 2005
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