「/05」 – 坂本龍一
先日購入した、坂本さんの新作、「/05」。全曲ピアノ中心のアレンジになっています。
どうしてこの人の演奏はこんなに美しくて哀しくて楽しいんでしょう? もうほんと、「ありがとうございます」とお礼を言いたい気持ちです。なんでこんなに心を掴むんだろう?
これ(「/05」)だけでお酒飲めます。(笑) 上質の葡萄酒と音楽に酔う。ああ、もうほかにはなにもいらない。
簡単に紹介。
ファーストナンバー、「Tibetan Dance」。
もうこれで嫌な雲を吹き飛ばして、踊らせてくれます。「ああ、やっぱりこの人はすごいなぁ、大人だなぁ」と感嘆。
トラック#5. 「Aqua」。
これは実は私が坂本さんの曲で一番好きな曲です。正確に言えば、インストゥルメンタルで一番好きな曲。
自分が(あるかどうか分かりませんが)将来結婚式を挙げるとしたらこの曲をかけたいなと。この曲は坂本さんが娘、美雨(みう)さんのために書いた曲だそう。
「BTTB」に収録されているものより、より近い演奏だと思います。
トラック#7. 「Happyend」
この曲はこの前のライヴで初めて聴きました。いい曲だなぁ、としみじみ感じた曲なのでCDでしっかり聴けて大満足。これはいつ発表された曲なんでしょう? 知りませんでした。
トラック#8. 「Thousand Knives」
なんて楽しいアレンジ! ほんと踊りたくなる。
これはコンサート会場で聴きたいっ! オリジナルもあわせて聴くとかなりいい感じです。気の抜け具合がいい感じ。
トラック#12. 「Shining Boy & Little Randy」
今日、ヘアサロンに行って、この話が出たのですが曲だけで泣けます。映画(「星になった少年」)は実は観てないのですが、まだやってるでしょうか。やってたら観にいきます。
全体をまとめると、このアルバムは音と音のあいだを楽しむ作品だと思います。
文章では「行間を読む」という表現がありますが、これはまさに「音間を聴く」作品。その具合が本当に素晴らしい。
これはプレゼントとかにもおすすめ。