ターシャ・テューダー

友だちのおすすめでずーっと観たかった、NHKの番組、「喜びは創りだすもの~ターシャ・テューダー四季の庭」。

先日の土曜日、やっと観れました。ほんと感動。自分が今まで考えていたこと(小説でも書いたこと)をターシャも言っていて、自分自身とすごく重なる部分がたくさんありました。泣けた…。

彼女の言葉をいくつか紹介します。

何百もの球根を植えるのは大変
でも花の咲く日を思えばね

せっかく芽を出したチューリップが
おそ霜にやられることもあるの

それでも植物の成長は
辛抱して待つ価値があるわ

最近の人は辛抱することを嫌うけど
庭造りにも人生にも必要なものよ

それに必ずしも 辛抱だけじゃないわ

待っている間
ずっとわくわくしていられるのよ

球根がシマリスに食べられないか
ハラハラしながらもね

———————-

春は必ずめぐってくるの
楽しいことは それを待つ喜びも大きいのよ
想像力を枯らしてはだめ
どんな厳しいときも
幸せは心の持ちかたにあるのだから

———————-

人は物事の悪い面ばかり考えがち
だけど それは間違っているわ

この美しい世界を楽しまないなんて
ばかげてるわ

私にはすばらしい息子や孫や
お嫁さんたちがいてくれるから

大好きな庭と絵に打ち込めるの

怠け者かもしれないけど
この年なら許されるわよね

今が人生でいちばん幸せよ

― ターシャ・テューダー

g20051128.jpg
「ターシャ・テューダーの世界 ― ニューイングランドの四季」

  • Posted at 20:41 on Nov 28, 2005
  • | 2 Comments

2 Responses

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  • ゆき says:

    おー。。。。素敵です。
    私もこんなふうに年を重ねて生きていきたい。

    そうそう、お勧めの本をひとつ。
    髙木いさお 著
    「愛することとやさしさについて」

    すごく題名は抵抗があるんですが
    内容がすばらしいです。
    あたたかくなる、気持ちの温度の上がる一冊。
    機会があれば是非。

  • ターシャおばあちゃんはすごいです。
    こういう“器”を持ちたいです。

    > 「愛することとやさしさについて」
    ありがとうございます! チェックしてみます。
    心はときどきあっためてやらないと冷めちゃいますね。
    冬は朝焼けの空がとてもきれいで、眺めてるのが好きです。
    寒いですが、心はあったまります。