Creative Class

ここのところ忙しかったのでたまってきた雑誌・新聞などの切り抜き記事をスキャニング。
母が「これってあなたのことじゃないの?」と教えてくれた記事を紹介。

外回りの営業を終え喫茶店で一息。そんなとき、新種の客が増えたのに気づいた人も多かろう。
くだけた服装だが学生ではなくノートパソコンで仕事に没頭。彼らのようなタイプを米国の社会学者がクリエーティブクラス(創造者階級)と名付けたのが四年前だ。

創造性を最大の武器にIT、デザイン、マーケティングなどの分野で働く人々を指す。クラスといっても収入や資産で区分するのではなく、価値観やライフスタイルで階層をくくった点が新しい。
仕事と余暇の境目を意識しない。職場の机よりカフェで気分良く仕事。ものづくりや知識の習得が好き。流行は追うのではなくつくり出す。年収はまちまちでも、そんな傾向は共通するそうだ。

こうした志向は若年層を中心に、業種を問わず広がっているのではないか。細かく管理の網をかける従来の発想では彼らの力は発揮されにくい。
働くことの意味や形は変わりつつある。

日本経済新聞 2006/11/05朝刊より(一部抜粋)

まさに。
もちろん世の中が全部クリエーティブクラスになる必要はないし、なったとしたらそれもまた悲劇。大切なのはそれぞれの歯車が気持ちよくお互いにハマってきれいに回っていくこと。
自分はこの記事で言う「クリエーティブクラス」の価値観の人間なので「今の時代に生まれてよかったなあ」としみじみ。(笑)

カフェでキーボードをぱたぱた。最高です。

  • Posted at 21:28 on Dec 04, 2006
  • | 4 Comments

4 Responses

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  • yuko says:

    ファミレスや電車の中でも見かけるこの光景、社外秘の流出につながるから
    企業では結構大きな問題らしいですね。
    きれいなカフェだとやっぱりかっこいいけどね!
    いつも思うのですが、トイレに行くときPCを放置するのは怖くないのかな?
    みんな店内では行かないのかな?

  • HAL says:

    お母様よくわかってらっしゃる。
    この間、リムジンバス乗り場の横のスタバのオープンテラスで
    アメリカ人と思える女の子が無心でタイピングしてたのを思い出しました。
    ミスドでもアップルのノートを開いてた男性を見ましたね。
    私自体都心で仕事をしてるわけではないので
    こういう光景を見るのは珍しいことなのですよ。
    私の年下の横浜在住の友人がどこに行くにも持ち歩きます。
    大阪に行くのにも九州に行くのにも。
    いつも大荷物なわけですが、彼女はそれで仕事をしているわけでもなく
    多分いつもオンタイムで情報を収集してないと不安なんじゃないでしょうか。
    随分前にパソコン依存症みたいな言葉で揶揄されたことがありましたが
    今の時代、それが生活の一部になってる感じもありますね。

    仕事と余暇の境目を意識しない。

    多分、私もあと10年遅く生まれていたらそんな人種の仲間入りをしてたでしょう。
    コンピュターは2進法の世界、カラカラと頭が回転する人間のみが
    駆使できそうな気もしますが、実際にはどうなんでしょうね。
    クリエイターは数学にめっちゃ弱いという不文律はこの時代なくなったのでしょうか。

  • >> yuko
    ほんと今はセキュリティが大きなポイントだね。
    PCでも指紋認証や顔認証のやつがビジネスモデルでは人気らしいよ。
    将来的には虹彩認証も出るみたいよ。
    あと盗み見対策で、あえて視野角の狭い液晶を搭載したモデルもあるそうです。

    お店では僕だったらトイレに持ってくかな。
    というかPCじゃなくても荷物は持っていくよ、僕は。
    さすがに置いていくのは危ないよね?。

  • >> HALさん
    僕ももしかしたらいつか
    「ちょっと仕事しに大阪行ってくるわ」とか言い出すかもしれません。
    ひょっこりスタバで会うかもしれませんね。(笑)

    そういえば日本のネットユーザは昨年末の報告で約7千万人、
    そのうち携帯のみのネットユーザは2千万人。
    この数はPCのみのユーザより多いそうです。
    PCも携帯もなくなったらずいぶんすっきりするでしょうね。
    こんな生活環境になるとかえってそんなのに憧れたり。

    PCもメカニックだとバリ理系じゃないとキツそうですが
    ツールとして使う側としては
    より感覚的な人のほうがおもしろいものを創れる気がします。
    2進法の考え方ではYes/Noのあいだや外側を見ることができないので。
    でもそんなイメージのカタマリを1/0で表現しきってしまうのが
    今のデジタルの創造現場の面白みでもありますね。
    両者が手を組んだ、みたいな。

    クリエイターは数学に弱いのですか。
    右脳左脳でいうとそうかも。
    ワタクシはどっちもOKです!(ほんとか?(笑))
    左手を使うと右脳(イメージ、創造性、直観力…)が鍛えられるそうです。
    なので最近意識して左手を使ったり。^^;
    感覚で使えちゃうアップル製品がクリエイターに受けるのも
    そこに水面下の一因があるのかなあ。