樹影

夕闇の百日紅

濃紺に その身渡す 百日紅(さるすべり)
縮み凍みるは 枝か我が手か

うーん、歌って難しいねえ。こういう冬の歌にあえて別の季語をもってくるのは伝統的にはどうなんでしょうね。「百日紅」自体は夏か秋の季語っぽいですが。

これも百日紅。枝に残っているのが実。
この時期、夕焼けがとてもきれいなので、ひさしぶりに公園に撮りに出かけました。

おそらくケヤキ
おそらくケヤキだと思います。落葉樹のこの時期にだけ見ることができる影絵のような樹影がとても好きです。

いい色。鉄の樹も。
いい色ですね。鉄の樹も一緒に。

この混ざり具合は少しの時間しか見れません
この空の色の混ざり具合は、少しの時間しか見ることができません。

極深い紺
極深い紺。(もしかしたらディスプレイによってはグラデーションが見られないかも。一番右上までグラデーションが続いています。)
こういう色を、なにかで表現したいですね。文章とか、器(焼き物)とか、ウェブサイトとか、写真とか、絵とか。抹茶碗にはじまる器の世界で、釉薬と焼成によって描き出される模様は「景色」と呼びます。こういう景色を描きたいなー。

  • Posted at 22:26 on Jan 22, 2009
  • | 4 Comments

4 Responses

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  • HAL says:

    コントラストがとてもいいですね。
    このラベンダーぽい青色が冬の夕暮れを語っているような。
    見事なショットばかりです。

    俳句に季語は必須ですが、三十一文字には季語は要りません。
    自由に詠ってください。(笑
    こちらも見事な一首。

    ↓のPCケース素敵ですね~温もりがあってお部屋にもマッチングされてる感じ。
    しかし、何でも作ってしまう人ですね。
    私も大工仕事はとっても好きなんですが。
    noriさんのはその上に繊細で拘って、やはりアーティストです。
    で、ご本人の画像はどこの女の子かと思ってしまいました。(笑
    そのヘアスタイルが似合う男の子はどこにもいないと思われます。
    私もパッツンと切ってしまいたい。(普通におばさんボブになりそう。笑)

    とても寒くなってきました。お風邪など召されぬように。

  • >>歌人HALさん
    なんと! てっきり川柳以外には必要なのかと思ってました。
    それは自由でいいですね。(笑)
    どうもありがとうございます。
    うまくなるには日常的に詠わないといけないですね。言葉が出てきません!

    PCケースもありがとうございます。
    拘る、というとかっこいいんですが、実際よくありがちなパターンが、
    拘りすぎて時間かかる→飽きる→放置 という^^;
    完成してよかったです。

    ヘアスタイル、似合ってますか? よかったー。
    やってみたらこの長さが気に入ってしまいました。
    HALさんもぜひ! ボブっぽいんだけど内側はすっきり、毛先はばらばらという感じです。
    こういうの、なんていいうんでしょうね。

    HALさんも病み上がり、大事になさってください。

  • yuko says:

    モチモチの木(名作)だ~

  • >>yuko
    「モチモチの木」って知らなかったー!
    検索したら「モチモチの木っぽい」って写真出るわ出るわ。
    みんな樹影好きなのね。