特典生フィルムで振り返る Steins;Gate
秋葉原にイヴェントを見に行ったりもしたヴィデオゲーム “Steins;Gate”。それが昨春アニメ化され、先月 DVD/Blu-ray の最終第9巻が発売になりました。もう一年になるんですね。
想定科学ADV『STEINS;GATE(シュタインズゲート)』公式Webサイト[steinsgate.jp]
元々 Xbox や PC 版の評判も目にしていて、謳い文句の「想定科学アドベンチャー」というのも気になっていました。昨春のアニメ化を機に PSP 版が発売されたこともありやってみようかなーなどと思っていたところ Twitter で @makkirin24[twitter.com] 氏におすすめされこれはやってみようと。
当時既にアニメも話数が進んでいたのですが、原作からやってみようとまずは PSP 版でプレイ。「トゥルー・ルート[#1]への分岐が分からん…」と最後になって放置したりしていたのですが、アニメの最終巻が目前に控えていたので遂に匙を投げ、攻略サイト参照してトゥルー・エンドを迎えました(笑)。
FrontPage – Steins;Gate/シュタインズ・ゲート 攻略・考察Wiki[masterwiki.net]
# 主に Xbox360 版と PC 版だけど、PSP 版も分岐箇所、フラグは同じだと思う。
とても面白かったです。いい話ですよ。
私がとても気に入った理由には、科学ネタが随所に盛り込まれているという楽しみもありますが、物語の筋として「落とし前をつける」という強い流れがあります。主人公はとても癖のある人物で「こんの野郎…」と思うこともあるのですが(笑)、話が進むにつれて強い意志を見せることになる。好き勝手にやってきた落とし前をつけるために打ちのめされながらも奔走する。
そして正に心が折れそうな中、手を差し伸べる仲間。そして明かされる真実。痛み、苦しみ。
それだけではありません。単に自分がしたことのけじめを付ける以上のことをする、しようと立ち向かう。運命のその先へ行く。これがねぇ、強いですね。とてもストイックで真面目で。
最終局面は正に「うおーこいつ復活しやがったwww」と胸が躍りましたよ。
そういう「甘っちょろくない」世界に翻弄される、ただのハッピー・エンドではない、色々なものを背負って、でも前に行く。
全てが繋がっている。全てのことには意味がある。その連なる鎖で運命は紡がれている。とてもいい作品でした。
角川書店 Steins;Gate(シュタインズゲート) 通常版 [PSPソフト][yodobashi.com] – ヨドバシ.com
ただ、PSP 版はひとつ不便なところが。
作中ではメールのやり取りがあり、相手から来たメール文中の複数のキーワードから一つを選んで返信することが出来ます。
この返信文がどんなものになるのか全てのキーワードの返信内容を把握してから選びたいところですが、PSP 版は一つキーワードを選んだ時点でそれに返信することが確定となります。それぞれのキーワードへの返信内容を把握して選んで送りたい場合は、クイックセーブ&ロードをメール毎に駆使する必要があります。これが地味に面倒です。
これからプレイしてみようかなという方は Xbox360 や PC 版もありだと思います。
作品紹介が長くなりましたが、本題のアニメ版。ゲームもクリアしたので一気に鑑賞しましたよ。いやー、すごく良かった。ゲームを時間かけてやった後だけにテンポの良さが光っていますね。脚本巧いなあ、と思いました。あとゲームは静止画像なのでキャラクタが動いてるのが基本的な事ながら新鮮でした。
とりあえず原作のゲームから紹介しましたが、アニメのほうもおすすめです。テンポがよい上、話のツボは網羅した素晴らしい構成なのでむしろアニメの方が取っつきやすいかも[#2] 。
私が買ったのは Blu-ray 初回限定版。この初回限定版には本編からカットした生フィルムが特典としてついてきました。TV 放映に使っているわけはないので、特典用にフィルム作ったのでしょうね。
この生フィルムが「これってほんとにスカ(黒駒など何も映っていない、はずれ・残念賞的なもの)ないの?」という代物でしたので、紹介しつつアニメ版シュタゲを振り返ってみようかと。
では先ず狂気の第1巻から。
いきなりオカリン&まゆしぃキターー!!
第1話「始まりと終わりのプロローグ」のBパート。ディスクの通算時間では 00:12:47 あたり。
「トゥットゥルー♪まゆしぃ☆でーす」のところですね。
幸先いいですね。
では僥倖の第2巻。
まゆしぃきたぁぁーーーーー!! ちょw すごいいいコマじゃないすか!
第4話「空理彷徨のランデヴー」Aパート。通算時間 00:28:14 あたり。
岡部と Mr. ブラウンが会話しているところですね。これからまゆりと洗濯に行くシーン。
いやーいきなり当たり引いたような。助手にも期待してしまうよ。wktk!
続いては戦慄の第3巻。
ラボメン勢揃い! 助手もキター! スーパーハカー(後ろ姿)も!
第7話「断層のダイバージェンス」Aパート、通算時間 00:53:44 あたり。
宝くじにしよう、でも宝くじと言っても何にするん? そんなやり取りのシーン。
もうあとはフェイリスたんが来てくれれば言うことないです。
驚愕の第4巻。
ちょ、おまwww コスプレ制服まゆ氏…だと!? しかも助手まで…。
第9話「相生のホメオスタシス」Aパート、通算時間 00:29:34 あたり。
円卓会議を開こうとするオカリンにまゆりと紅莉栖が呆れているところ。
このあたりで「これってスカなしなの?」と思い始めます(笑)。
衝撃の第5巻。
オカリン&まゆしぃ! すげえ、ここまで全部主要登場人物が写っていますよ。それにしてもオカリン映りすぎだろう、少しは自重しろ。
第13話「形而上のネクローシス」Bパート、通算時間 01:07:13 あたり。
「あれー、かいちゅー止まっちゃってる」のところ。(このあとじゃなくて良かった!)
真相の第6巻。
オカリン&助手!
第15話「亡環上のネクローシス」Aパート、通算時間 00:27:16 あたり。
鈴羽と岡部と紅莉栖がかの場所で話しているシーン。。
そろそろフェイリスのご登場に期待!
暴虐の第7巻。
助手ぅぅーー! うおぉぉ!! うおおおーーーーー(ry
第19話「無限連鎖のアポトーシス」Bパート、通算時間 00:59:41 あたり。
「変わらない! なぜだ!」っていうところですね。修羅場じゃなくて良かった…。
さて、そろそろ物語も佳境です。
慟哭の第8巻。
今になって気づいたのですが、パッケージの人物は巻数とラボメンナンバーとを掛けているんですね。
オカリン&萌郁さん! 萌郁さんとの協調態勢なんていいシーンじゃないの~。
第20話「怨嗟断絶のアポトーシス」Aパート、通算時間 00:09:18 あたり。
一度撒かれてしまって、車内に戻ったところ。
さぁいよいよ最終巻。フェイリス! フェイリス!
運命の第9巻。
………。
オカリン………おま…なんだそのしてやったり顔は!! 許さない、絶対にだ!
第23話「境界面上のシュタインズゲート」Aパート、通算時間 00:08:50 あたり。
このシーン、さっぱり分からなくて探すのに随分苦労しました。SP のカーテン開けるシーンかな、と思ったら違うし。全然分からないので早送りで頭から探したところ、これラジ館の屋上です。これから突入するところ。
がんばれよ、オカリン。
そんなこんなで終わってみるとなんと全フィルムに主要登場人物が映っているという。おいしいところ全部持ってかれちゃいましたけどねw
フェイリスたんがかすりもしないとは流石、フェイリスには敵いませんわ。るか子や鈴羽も見たかったです。
こうして振り返ってみるとほんとアニメ版も良かったです。テンポいいし、中休み的な回がなくぐいぐい行きます。おすすめ。
第9巻に収録されている SP 回も良かったです。なんというか…未来に希望が持てる感じで。もちろん「現在」にも。いいなぁ。
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