彼岸花の肖像
彼岸花の肖像。(フォトログ)
公園に足を伸ばしたら彼岸花が咲いていました。有名な花ですが、しっかり実物を見たのはたぶん初めて。いやー、いい赤ですね。それにすらっと伸びた蕊が気品があります。
何とも美しい花です。
Wikipedia を見てみたところ興味深い点がいくつもあるんですね、これがまた。
ヒガンバナ – Wikipedia[wikipedia.org]
- つまり開花期には葉がなく、葉があるときは花がない。
- 日本に存在するヒガンバナは全て遺伝的に同一であり、三倍体である。故に、種子で増えることができない。中国から伝わった1株の球根から日本各地に株分けの形で広まったと考えられる。
- 全草有毒。ちなみに、毒成分の一つであるガランタミンはアルツハイマー病の治療薬として利用されている。
- 彼岸花の名は秋の彼岸ごろから開花することに由来する。別の説には、これを食べた後は「彼岸(死)」しかない、というものもある。また、”天上の花”という意味も持っており、相反するものがある。
etc…
話題に事欠かない花ですよね(笑)。
写真を撮って母に見せたところ、母も彼岸花好きだったそうです。庭にも欲しいそうな。ぱっと目を引く上に公園に生えているくらいですから丈夫そう。庭向きな花かもしれませんね。
ところが花屋さんとかで鉢植えを見たことがない。いいなと思うのですが、やはりネガティヴなイメージのある二つ名があるからでしょうか。
最初彼岸花のことをよく知らなかったので種か球根かも知らなかったのですが、株分けで増やすのが簡単だそうです。
種できないのです。球根を株分けで。あまり売ってませんね… RT @ichijo 種?から育てるしかないのか(種も見たことないが ▼彼岸花の肖像 : *n.on.sight site-ichijo.net/finder/date/20… … @ichijoさんから
— 清右衛門さん (@p_mume1980) 10月 5, 2012
@p_mume1980 @ichijo .。O(去年のうちだったらあげられたのに…)。実際は極稀にタネがつく事があります。一度戴いた事がありますが、黒色で球形です。残念ながら発芽しませんでした。過去の研究事例からも、日本の3倍体ヒガンバナに稔った種子の発芽率は高く無いようです。
— 辻 幸治さん (@Kouji_Gardening) 10月 5, 2012
@p_mume1980 @ichijo ちなみに花粉もだいたい不稔ですが、数の中には正常な花粉があります。だから自然雑種(シロバナマンジュシャゲ)ができるのです。種の元である胚珠側でも同様なのですが、数が花粉と比べて圧倒的に少ないので、タネを見る機会がほぼ無いのです。
— 辻 幸治さん (@Kouji_Gardening) 10月 5, 2012
@ichijo @p_mume1980 なかなか他に無い形の花ですよね。意外にも欧米ではあんまりメジャーでは無いのです。過去けっこう輸出されていたらしいのですが…。交配による品種ものも多いので、ぜひいろんな種類を育ててみてください。早生晩生を組み合わせるのが長く楽しむコツです。
— 辻 幸治さん (@Kouji_Gardening) 10月 5, 2012
なるほど~。毎年見たいですね。
Response
-
現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。