横浜東急ハンズがモアーズに移転

終了のお知らせ
終了のお知らせ。

6月5日に東急ハンズに久しぶりに行ったのですが、「閉店大セール」の張り紙がたくさん出ててびっくり。よく見てみると「移転による当ビルでの営業終了」のお知らせ。ほっと胸をなで下ろしたものの、馴染みのある立地だったのでそのうち懐かしく思い出すのでしょうね。

東急ハンズ横浜店[tokyu-hands.co.jp]

この時は「どこに移転するのか」が出ていなかったので、「西口前というとモアーズが消えてその跡地に入るか?」とか「もしかして新宿みたいに高島屋と一緒に?」などと予想していたのですが、12日の日経新聞に記事が出ていました。

新聞記事
6月12日の日経新聞。

モアーズを事前に予想したのは、はっきり言って今のモアーズに存在感がないから。上層階に入っている寿司店に年に2度ほど行く機会がありますが、それ以外では入ることがありません。楽器店とかも入っているのでそのような専門店目当てでは貴重なのですが、ふらっと入って見てみよう、ということはありませんでした。
ビルが丸ごとハンズになるのならテンションも上がるのですが、記事によれば5~7階ということで不安が拭えません。

というのは、現在のハンズに魅力がなくなった10年ほど前になるでしょうか。ハンズの強味である「工作や DIY、アイディアグッズ、家の修繕用品」というラインナップが薄まり、パーティーグッズに代表されるような「これ買う人いるの?」というものばかりに注力して(いるように見えた)、店内にもなぜか眼鏡店や鞄店が入ったり、CD のワゴンセールしたり、名品展やったり、iPhone ケース売ったりと「何がしたいのかよく分からない」という有様でした。何をしに・何を求めてハンズに来るのか、というのをことごとく無視した方針変更になって、余程の目的のものがなければ行かなくなったのが今の東急ハンズ。もっと昔のように「工作や家の修繕だったらとりあえずハンズ」だったらペンキを眺めてるだけで1時間過ぎてたんですけどね(今はもうペンキの扱いは申し訳程度。最早購入店として検討に値しない)。

それが店舗面積が半減することになって何を取捨選択するのか、が移転の成功の可否を握っている気がします。以前のように「プロが利用するような特定業界向けの工具や素材・材料類を工作マニアに向けて提供する商品展開」「使用方法や応用に精通する店員が、詳細に案内・実演」(Wikipedia より)に注力することを願ってやみません[ 1 ]


横浜西口はほんとに以前にも増してガラが悪くなっているので、本気で活性化を狙っているのなら子連れで歩ける街作りをしないと駄目です。悪ぶってる中高生の居心地を良くしたところで金を落とさないので活性化には繋がりません。
もともと五番街はガラの悪いところで近寄らない場所でしたが、パルナード通り(ハンズに続く道)まで今ではそんな感じ。性風俗店まがいの広告規制も機能していないですし今のままだとちょっと本気でまずいですよ。それとも歌舞伎町一丁目でも目指すつもりなんでしょうか。
開発も進んでいますが、「澱み」も拡大していてどうにもこれからが不安な横浜駅西口です。

  • Posted at 23:58 on Jun 22, 2013
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