【艦これ】レベルキャップ解放を都合のいいように解釈する

艦これを始めて早8ヵ月、初の Lv99 カンスト艦は大和と大鳳でした。
入手はかなりあとでしたが、ずっと運用していたので牛蒡抜きの到達。弾薬がちっとも溜まらんなぁ、と思っていたらずっと大和が旗艦でした。もう補給の経済感覚が麻痺しています。

艦隊一覧
拡大(2.3MB)
久しぶりの艦隊一覧。
後方支援の駆逐艦群も Lv41 となり、キス島もいけそうな感じ。

記念にカンストの瞬間も保存しました(笑)。
カンストの瞬間
以降は取得経験値が表示されるものの、リメインの部分は空白になります。


艦これが始まってから艦娘のレベルキャップ(レベルの上限)はずっと 99 でしたが、先月のアップデートによりレベルキャップ解放のパスが実装されました。現在の上限は 150 になった模様。

初めにお断りしておくと、現状のレベルキャップ解放システム(特に呼称)になんの違和感も感じていない提督にはなんのこっちゃな記事になります。また、現状のシステムで楽しんでおられる、またこれから楽しもうと考えておられる提督に水を差すつもりもまったくないことも併せて最初に明らかにしておきます。一言で言えば、「俺らだってレベルキャップ解放して楽しみたいじゃんよ!」という主旨の記事です。

私はどうにも違和感が拭えないというか、正直「それはちょっと…」と感じている立場で、しばらくレベルキャップ解放には二の足を踏んでいました。
私が艦これの「いいな」と思っているところのひとつに「それらしい雰囲気作りに気を遣っている」というのがあります。たとえば修復のためドックに入りますがその呼称は「入渠」、資源は「燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイト」。各武装についても厳密に史実を再現するのではなく、「雰囲気を大事にした上で、ゲームとして成立させている」というバランスです。このバランスが素晴らしい。
システム呼称について「入渠」を例に取り上げると、システムとしての正式な呼称は「入渠」ですが、ご存じの通り艦娘によってはいろいろな解釈をしています。「ティータイム」だったり「お風呂」、「休憩」「寝る」「お化粧直し」など。艦娘には自由に表現させているが、システムとしてはカッチリとしたそれらしい雰囲気で作っている、と印象があります。あまりくだけていないというか。

ざっくりとまとめてしまいますが、それらに対して今回のレベルキャップ解放の呼称については毛色の違いを感じています。プレイヤーの同志間によるスラング的というか、「公式がそれ言っちゃうのかー」という。初出は今後の実装案の一つとして運営の方のインタビューで出たものですが、そこで言ってしまったばかりにプレイヤーに広がってしまって引っ込められなくなったのでは、ともちょっと思ったり。真相は分かりませんけれども。
「なんで勲章が指輪なんだよww」
「武勲艦になって任務果たすと布団がもらえるって意味分からないです。…いいぞもっとやれ」
みたいな「プレイヤーが全力で突っ込める余地を残しておきながら、あくまでも公式は『なんのことでしょう?(キリッ』とボケる」という構図が艦これっぽいと感じていたので、今回は「最初から公式がそれ言っちゃうのかー」と思ったわけです。

そこで、当初は「レベルキャップ解放はないもの」として考えていたのですが、耐久値上昇・燃費向上といったアドバンテージが正直羨ましい。じゃあもう自分で都合のいいように解釈すればよくね? と思った次第。

かなり少数派ではあると思いますが、同じように「ちょっとなぁ」とレベルキャップ解放に躊躇っておられる提督の後押しになれば。


結果、私はレベルキャップ解放を「武勲艦」と解釈することにしました。数々の武勲を重ね、無事に生き残った艦。それを讃える。「それっぽい雰囲気」はありますし、強くなった艦の更なる飛躍、という観点からの意味もまぁ破綻はしていないかと。
問題は「誰から与えられるのか」という点ですが、そこは厳密に史実通りではなく、やんわりと「軍司令部から」でいいのではないでしょうか。ゲーム内で完結していますし。(戦績のページを見ると艦娘によっては「作戦司令部から」「軍司令部から」と表現する。)

事前準備任務その1
放置していた事前準備任務。その1です。
そりゃあ栄誉ある勲章授与ですから持ち物も整理して気持ちを高めないと。うん。

事前準備任務その2
事前準備任務その2。
普段ダラダラしている万年大将止まりの提督よりずっと位の高い司令官より戴くわけですから緊張するなというほうが無理。まだあわてるような時間じゃない。素数を数えて落ち着くんだ…。

事前準備任務その3
その3。付き添いの提督と二人で軍司令部へ赴くわけではない。護衛も兼ねた随伴艦の選出を。

事前準備任務その4(最後)
最後の事前準備任務。
本当に勲章に相応しいか、今一度武勲を上げよとな!?

Lv99 になると変化する
そして Lv99 になるとステータス画面が変化します。Lv98 と比べるとレベル表示が光る演出がされて、表示位置も変わっています。そこから授与式へ出発します
ちなみにレベルキャップ解放アイテムは1つ700円相当。母港拡張やドック増設のように1000円相当でも良い気がしますが、お手頃価格ですね。

武勲賞授与の式典最中は、撮影禁止でしたので(笑)。ただ艦娘のコメントは良かったです。
最後は思わず「うわぁ…」と目を逸らさざるを得ませんでしたが。まぁ見なかったことに

都合のいいように解釈する、都合の悪いことは見なかったことにする。これぞ無難に生き抜く知恵で御座いましょう。


桜が舞う演出が!
晴れて武勲艦になると、なんと桜が舞う演出が! こうだよ、こういうのがいいんだよ!

名前も桜色に
名前も桜色に。勲章は蛍光灯にも見える。ちなみに図鑑も変わっていました。
驚きなのは耐久値の上昇。大和が 96 から 105 へ、大鳳は 70 から 78 へ。これは大きい。

燃費変化
拡大
そして燃費変化。まるゆは参考までに。燃費が良くなったとはいえ、相変わらず一個艦隊分を大和はもっていきます。でも嬉しい。

式典後の任務その1
式典後の任務その1。
気持ちも新たに、艦隊の日常に戻ります。

式典後の任務その2
式典出席のためにしばらく艦隊を離れていましたから、肩慣らしに
そのあと、なぜか軍司令部から布団が送られてきました。戦果もいいが、時には骨を休めよという心遣いのようです


たしかに「艦を強くしたい」という点において、レベルキャップ解放しない手はありません。特に耐久値の上昇は大きい。空母にとって耐久値は戦力に直結しますから積極的に目指したいところ。
それぞれの価値観に合わせて、都合のいいように解釈してそれぞれ楽しむ、それがいいような気がします。ご武運を祈ります。

  • Posted at 22:42 on Mar 21, 2014
  • | 2 Comments

2 Responses

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  • says:

    こんにちは。

    「公式がそれ言っちゃうのかー」というのは、まさにnoriさんのおっしゃるとおりだと思いました。
    ユーザー側が「ケッコン」とか「嫁」とか勝手に楽しむのは、楽しみ方の一つとしていいことだと思いますし、艦これの世界が広がっていいと思います。ただ、公式がそういったことを言い出すと、逆に引いてしまうというのがありました。多数のユーザーを抱えているからには、あまりそういうことはやらないほうがいいのかなあとも。

    艦これの運営はすごく良くやってらっしゃいますし不満はないですが、うーん、あの名称だけは少し残念な気も。もっともすべてが自分の思い通りになるわけもないですし、noriさんのように、好きなように解釈して楽しむというのが良さそうですね。

    大和と大鳳、一緒のタイミングで99になったのでしょうか。すごいですね。
    おめでとうございます。燃費向上がうらやましい‥‥。

  • >>羊 さん
    いらっしゃいませ! コメントありがとうございます。
    ですね。いろんな楽しみ方をある意味で「許す」ためにも、あまり癖の強い表現はやらないほうがいいんじゃないかなぁ、と今回はちょっと思いました。
    創作キャラクターに対して「○○は俺の嫁」とかかなり限定的なスラングだと思うのですが。
    「ユーザによるそういう解釈も許容しつつ、せっかく今まで公には触れなかったのに」というのが明言されてしまって(=提督と艦娘の関係性が公式に限定されてしまって)、
    結果的に私みたいなユーザには「艦これってそういうゲームだったっけ?」という(笑)。

    逆に今までより更に熱中できるユーザもいるでしょうし、運営も考えた末の結論でしょうから
    私のように感じたユーザはとりあえずこの件に関しては静かにしていたほうがいいのかもしれません。
    ただ今まで楽しんできたのに、これで気持ちが萎えてしまったり冷めてしまったりしたらもったいないので「こういう考え方もできるかもしれない」と今回記事にしてみました。

    大和と大鳳は結構タイミングが近かったので、せっかくだからと最後は経験値を調整して同時にレベルアップさせました。
    今は武蔵を育てています。弾薬が…(成長してない