「海辺のカフカ」NYタイムズ今年の10冊に
村上春樹さんの長編小説、「海辺のカフカ」。
今年英訳版が刊行され、素晴らしいことにNYタイムズの今年の10冊に選定されました!(NYタイムズの記事)
おめでとうございます!!
いやー うれしいっ!! ほんとにうれしい。
思えば春樹さんの作品に出会ったのは、高校生、18歳のとき。5年前。高校の「作品講読」の授業でした。それまで私はまったく本を読まない人間。とくに小説なんてまったく。
ひとつだけ、ヘッセの「車輪の下」を読んだくらいです。(初めて自分で買って読んだ小説です、「車輪の下」。)
友人の誘いで空いてるタイムテーブルに「作品講読」を受講した、という“たまたま感”あふれる出会い。
先生(今思えば恩師ですね。お礼を伝えたいのだけどいまだ再会できず。)が「間違いなく、現代の日本を代表する小説家」という紹介のもと、村上春樹さんの小説、「風の歌を聴け」を読みました。
あの衝撃は忘れられない。
「なんなんだこれは…!!」
主人公と自分の重なりにものすごく感動しました。
それ以来、春樹さんの小説は出版されたものはすべて読みました。作風は時代ごとに変わりますが、魅力は薄れません。また私は詩を中学時代から書いていたんですが、春樹さんの小説との出会いは、「小説(物語)」を本格的に書くようになったきっかけでもあります。
本当におめでとうございます。