モネとジヴェルニーの画家たち 20101207-20110217

モネとジヴェルニーの画家たち
「モネとジヴェルニーの画家たち」展。

「モネとジヴェルニーの画家たち」公式特設サイト – Bunkamura

会期は明日2010年12月7日(tue)から2011年2月17日(thu)まで。
会場は東京・渋谷のBunkamuraザ・ミュージアム。


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観に行きたいんだけど、モネは人気だから絶対混むだろうなあ、と。モネの絵こそじっくり静かに観たいんだけども。美術館の難しいところですね。

モーリス・ユトリロ展 -パリを愛した孤独な画家- 7月4日まで

教会、クレミュー(イゼール県)
教会、クレミュー(イゼール県) 1934年、油彩/カンヴァス

東京は新宿、損保ジャパン東郷青児美術館で開催中の「モーリス・ユトリロ展」(フレーム内の個別ページはこちら。終了後も閲覧可能。)を観てきました。

漆喰などを混ぜた「白」が印象的な画家と知られ、いわゆる「白の時代」と呼ばれる期間の作品は評価が高いようです。その後「色彩の時代」と続くのですが、「ユトリロは白の時代」という評が通説のようですね。
しかしながら、ユトリロの人生は孤独と不自由の連続だったようです。アルコール依存症の対症療法として絵を描くことを勧められ、その後は監禁されての制作生活、それも「売れる」と分かってからは家族(親、妻)に無理矢理生活費を稼がされるための。
彼の絵はどんよりとした空、街並みのものが多いです。でもそれも彼の目から見たら格子の内側から思い描いた自由の世界だったのでしょう。

上に掲載した絵は、この展覧会で私が一番気に入った絵です。物販コーナーでこの絵の絵葉書を買ってスキャンしたもの。
この絵は上述の「白の時代」のものではありません。でも家々の壁の白、そして手前の幹の生き生きとした表情が「白」のユトリロと「色彩」のユトリロの集約であるように感じられて、一通り観たあとこの絵に戻ってしばらくとどまっていました。
あらゆる意味で囚われていたユトリロ。彼は絵を描くのが好きだったのでしょうか? 描きたいから描いた絵はあったのでしょうか? それは分かりませんが、私はこの絵を見ていると、彼も美しい世界をカンヴァスの向こうに見ていたんだなあと感じられて、すこしほっとするのです。それがあるのとないのとでは、たぶん人生は全く違うものになると思うから。

新宿の空
新宿の空。

  • Posted at 22:33 on May 17, 2010
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Keith Jarrett Solo 2008

Keith Jarrett Solo 2008
いまだになんと記事を書けばいいのかよく分からないのですが、さる5月14日、あのKeith Jarrettのソロ・コンサートに行ってきました。
私のKeithに対する思いはこの記事で綴っていますが、ついに、ついにですよ。
一生のうちで一度ソロ・コンサートを聴けたら、と思ってたくらいの彼のコンサート。

いやぁ、なんというか、がつん! とやられましたね。
ヤバイくらいのストイックさに共感と励みをいただきました。

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  • Posted at 22:11 on May 31, 2008
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割りばしアート展

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私の伯父でもある、割りばしアーティスト・小池正孝の作品展が横浜・元町にて開催されました。お会いするのも久しぶりだったので、初日の今日ご挨拶に。

NHKの熱中時間にも出演したことのある伯父、ほかにもいくつかテレビで取り上げられたことがあるので、ご覧になった方もおられるかもしれません。
「割りばしアート」とは、使用済みの割りばし“のみ”で木工芸品を創るアート。伯父は魚好きなので魚をメインに創っています。
今回の作品展からいくつか写真でご紹介。

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ブラックバス。奥にあるのは作成中のシーラカンス。もうすでに一年ほどかかっているそうです。
すごいのは「すべて割りばしから」という点。ヒレの部分も割りばしを薄く切ったものをつなげて作ってます。

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