島本理生 「ナラタージュ」
去年の3月に買ってそのまま本棚にしまってあったうちの一冊。
自分は本を買っても “読むべき時” が訪れるまで放っておくのでそんな本たちが何冊か。(笑)
こちら「ナラタージュ」は結局一晩で一気読み、読了。
いわゆる “恋愛小説” だけど、なかなかよかったです。ヴォリュームたっぷりだけど途中で崩れずうまくまとめあげたなぁというのが書き手として感心しました。すごいと思う。
特別飛び抜けたなにかがあるわけではないですが、一冊の恋愛小説としておすすめ。
それにしてもあいつは絶対問題あるよな。
思ったのは、これマンガにしたら受けるだろうなと。
ストーリー的にすごく映像化(&コマ化)しやすいだろうし、物語中のそれぞれのタイムラインの動きが連載漫画的にはめやすいと思う。内容も最近の女の子向けになるんじゃないかな、へヴィーな要素もあるし。
「僕等がいた」の小畑友紀さんの絵柄だといけると思います。
あと今回も帯の紹介がいまいちなので。(笑)
きっとこの想いはいつまでもめぐりかえす。
それはまるで、この川の流れのように、いつまでも…。
やっつけ仕事的な紹介文が最近多いように思うのは自分だけ? 自分が読んだ感想だけじゃなくて内容とリンクした魅力を出したほうがいいと思うんだけど。
自分はどうもいいところで数行先が目に入ってしまうクセがあるみたいで、これはどうにかしたい。先のセリフとかをぱっと目にしてしまう。結果ちょっと萎える。
なんだろう、集中力が足りないのかな。訓練してみます。