存在するけど、存在しない!?

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いつ買ったかも思い出せないほど、未読エリア住人@本棚となっていた、「黄金比はすべてを美しくするか? ―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語」を読み始めました。
まだ黄金比の背景を描いた2章を読み終えたところでこれからが本題なのですが、早くも目から鱗でしたのでご紹介。

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お湯に愛を。

最近電力会社がプッシュしている「オール電化」。私自身は猛烈に反対しています。今の時代に「オール電化」はないだろ、常識的に考えて…。今の日本の電力会社が提供する電気は、どんな風に発電されているかを考慮に入れれば全然「クリーン」ではないです。
一般家庭でできる一番効果的なCO2削減は、電気の節約です。
なので極力電気の使用は少なくしたいわけですが、「それは電気じゃなくてもいいんじゃないかなぁ」と思うのが湯沸かし器。
お茶を飲むごとに飲む分だけのお湯をやかんで沸かす。毎回沸かすのが面倒だったら、沸かして魔法瓶に入れる。これでいいんではないかと思っています。
今すぐ、沸騰したお湯を使いたい。そんなに生き急いだってしょうがないやね。

我が家でも以前、一時期電気式の湯沸かし器を使っていたのですが、そんな私の意向で今ではすっかり「やかん+魔法瓶」スタイルになっています。
魔法瓶を買い換えることになったのでヨドバシに行ってみると、卓上タイプでかっこいい魔法瓶がいくつか売られていました。(取り扱いコーナーは狭いですが。)
それがこれ。
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THERMOS(サーモス)社製のステンレスポット
箱はこんな感じです。
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他の魔法瓶メーカーからも出ていましたが、デザインが一番気に入ったのがこれ。
ペンギンを想わせるフォルムがかわいいです。使い心地もGood.
湯を注ぐときは、取っ手の上についているレバーを押しながら注ぎます。片手でできます。
ヨドバシ店頭で2,980YEN。おすすめの一品です。

そして購入してからとても感心したのが、
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長く使うためのこういうアフターサーヴィスがちゃんとしてあるのはとてもうれしい。

Amazonでも取り扱いがあったのでご紹介します。
THERMOS ステンレスポット 1.5L メタリックブラック(型番:THJ-1500)
他のモデルの取り扱いもあるみたいなので希望の型番で検索してみてください。

  • Posted at 20:52 on Jun 15, 2007
  • | (Closed)

新発売! 詳しくはウェブで!

Borinquenさんの記事に思わず「そう感じていたのは自分だけではなかったか」と膝を一打ち。

やたらと最近の広告、TVCMに多いのが「詳しくはウェブで!」「続きはウェブで!」「○○で検索!」などの「検索してください型」の文面。

これについて思うのは、Borinquenさんも言われていましたが「安易だなぁ」、という点。
TVCMなら15秒、30秒という時間。電車車内の広告ならあの限られた紙面の中で商品やサーヴィスの魅力を伝えるのがプロではないかと。
それを「詳しく知りたかったら検索して調べてくれ」、という姿勢はどうもヤな種類の違和感があります。
そのうちタイトルにしたような広告が出るんじゃないかな。「商品名くらい書けよ」みたいな。(笑)

だいたいネットをしない方に対して非常に失礼であるとも思います。蚊帳の外にしているわけですからね。

最近の電車車内広告で毎度感心しているのは介護付高齢者向け住宅、Hyldemoer(ヒルデモア)の広告。
紙面の半分を絵と文に分けただけの構成ですがこれがうまい!
文は毎回古きよき時代を端的に表現しきった一文。あやふやですが覚えているのでは、
「あの頃は家族でスイカを一度に食べきれた」(絵では縁側でのその情景が描かれている)、
あとは火鉢に家族が集まっている絵のやつとか。
今掲載されているのは
「家にあるものはみんな自分より年上だった」(家の家具と子どもが描かれている)だったかな。
どれもが毎回、広告として非常にレヴェルが高い。言わんとしていることが説明を通してではなく(←ここ重要)受け手に伝わってくる。素晴らしい。

検索の話に戻ると、その商品なりサーヴィスに関心を持って、かつネット環境を持っている人は言われなくても自分で調べるでしょうに。
検索キーワードを向こうが用意しているという点からもなんとなくお粗末さを感じます。これが10年前だったら斬新だっただろうけど、今の時代に「検索!」とか向こうから言われてもねぇ。揶揄・冷笑をこめて(笑)をつけたくなっちゃうよ。

あとついでにBorinquenさんが触れられていた電車車内での女性の化粧。
自分が恋人や娘にひとつ言うとすれば、「デートに1時間遅れてもいいから化粧は家でやっていけ」という点。
人前で、しかも男が見ているところで化粧できるその神経、さすがにどうかと思う。
女の前で男が鼻の下限界まで伸ばして髭剃っているのと変わりないと思うんですが。
Gacktが「汚い言葉遣いの女性は一瞬で女性と見なくなる」と言ったそうですがそれに感覚は近いですね。

自分勝手

最近の自分のテーマ、「自分勝手」。
「自分勝手」というとネガティヴなイメージがあるけれど、僕はそうは思わない。むしろ本来あるべき姿であるとも思っている。
「自分勝手」、それはつまり「自分の意思」。
なぜ人は「自分勝手(=自分の意思)」というと「人のことを考えていない」などのイメージにつながるんだろうか。
自分勝手に生きるといって人を貶めたりするのは、少なくとも自分の選択肢にはない。
自分の意思で人のことを考えたりしない、というのは不自然に映る。
自分勝手に自分をときには犠牲にするのは自然にありうることだと思うんだけど。
自己犠牲というけれど、それは自分の選択であるなら犠牲ではないんだけどね。犠牲じゃなくてただの自発的な選択。
それに気づいたら昔はあった「自分を犠牲にしている」という意識がすっかりなくなってしまった。つくづく最近自分は自分勝手だと思う。

自分勝手に愛情深く、
自分勝手に思いやり、
自分勝手に必要なら助けを与え、
自分勝手に必要ならただ見守り、
自分勝手にふさわしく親切で、
自分勝手に可能なら基本的に他人を優先し、
自分勝手に悟りをたくわえ、
自分勝手に思慮深く、
自分勝手に賢明さと聡明さを持ち、
自分勝手に物事のバランスをとり、
自分勝手に物事をよく観察し、
自分勝手にこういう「私利私欲」におぼれながら、
自分勝手に生きたい。

僕はそう思う。
ものすごくシンプルに。ものすごく自分勝手に。

世界観

まさに自分の世界観を表現された、というMusic Video。見られちゃった、みたいな。

David Bowie “Thursday’s Child”

これはもう「やられた」の一言。かっこよすぎ。
自己紹介代わりにこのMusic Videoを観てもらって構わないと思う。(笑)
ぜひこのVideo欲しいんですが、iTunes StoreではJPNでもUSでもUKでも売っていない。出たら即買う。

Madonna “Rain”

これもまさに「やられた」。
iTunesのUSストアであったので購入。

上のふたつを観て思ったのは、自分の世界を表現することにためらいは無用、ということ。
すごく初歩的なことだけど、それだけにすごく励まされたのでした。