eneloop solar charger

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ねんがんの eneloop solar charger をてにいれたぞ!

公表では受注生産のため、3ヶ月ほど時間がかかるとあった “eneloop solar charger”。覚悟していたのですがなんと一週間でヨドバシからお電話。売れてないのかな…。でも早く入手できてとても嬉しい。

Sanyo の充電池、「eneloop(エネループ)」をご存知でしょうか。今までの充電池とは比べ物にならない素晴らしいアイテム。ちなみに Good Design Award 2006 で知りました。そのときの記事

私は普段使っているロジクールのマウスがコードレスタイプで単3電池を使用します。それに eneloop を使ってるのですが、その eneloop を太陽光発電で充電できる、というのがこの “eneloop solar charger”。
詳しくはこちらをどうぞ。
三洋電機のオフィシャルページ
eneloop solar charger を知った発表時の記事

以前から気になっていたのですが、19,800YEN と高いのでなかなか手が出ず(ヨドバシカメラの場合)。

私の以前からの夢、というか目標のひとつに、自分のクリエイティヴワークのすべてを自然エネルギーで賄う、というものがあります。
最近になって自然環境にやさしい商品、製品、サーヴィスが溢れてきています。私たちはその情報、つまり広告を雑誌、TV、ラジオ、街中のポスター、あらゆるところで目にします。
でもその広告を作ったデザインスタジオはその広告を作るのにどれだけの電気を使ったのか?
Mac などのパソコンが何台も並ぶスタジオ。パソコンが何台もある部屋では熱問題が大変なのでエアコンをかなり強くかけます[#1]
こういうスタジオで「環境にやさしい」と謳う商品の広告を作ったりする。これには僕は矛盾や無責任さを感じるし、その商品にまったく説得力を感じない。

うちではそういうのはやりたくない。今すぐに達成は無理だけど、でも eneloop の充電くらいならできる。19,800円だからどうにか…ね(笑)。

とりあえず私の活動において、マウスだけは自然エネルギーで賄いはじめます。だからさっそく発電したいんだけど横浜は秋雨。はやく晴れないかなー。

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僕の部屋で一番陽の当たりのいい出窓に。

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横のインジケーターで発電状況・充電状況がわかる。今日は曇りだから発電できていない。残念!

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太陽光発電で内蔵のリチウムイオン電池を充電し、ここにeneloopをはめて一気に充電する、というしくみ。

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eneloop のパンフレットより。

太陽光発電のこれからの課題は、製造時の環境負荷・生産コストの低減と、エネルギー変換効率(発電量)の増加ですよね。日本企業にはがんばってほしいな。以前TVで見たところによるとEU、特にドイツはかなり技術が進んでいるようです[#2]
太陽光発電については Wikipedia が詳しいです。

歳をとる≠老化

僕は思う。
「歳をとる」というのはどういうことなのか、と。

女性の髪美容事情についての新聞記事に関連して母と話していて出た話題なんですが、「歳はとりたくない」とよく人は言うけれど、それは「歳をとりたくない」んではなくて、「老化したくない」んだ、歳はとって老化はしなければいいんだという話になった。
つまり、歳をとることと老化することは、意義的にまったくの別問題だ。
「歳をとる」というところには成長していくことや、多くのことを経験していくといったポジティヴでアクティヴな印象を受ける。器が大きくなる、というニュアンスに近い。

僕は以前からYMOが好きだと公言しているけど、おそらく70~80年代のYMOより、今のYMO(HAS、HASYMO)のほうが好きなんだと思う。

最近彼らがよくインタヴューで言っているのが、「歳をとった」ということ。
「結局のところ、なんでこう変わったのかというと歳とったんですよね」、そんなことをいろんな場面で耳にし、目にする。
彼らは歳をとった。僕とは30歳くらい違う。
でも彼らは老化しているだろうか? 細胞レヴェルではいくつかは老化しているかもしれない。でも彼らの存在は老化していない。
彼らの音楽は、ものすごくみずみずしい。愛ややさしさが溢れている。音によって人を分かつのではなく、受容している。陽射しとおなじように。雨とおなじように。風とおなじように。

髪の話に戻すと、僕は白髪が好きだ。白髪が欲しい。なりたい。かっこいい。
白髪を振り乱しながらクラブでDJするのってかっこよくない? ブラックライトに白髪が輝くわけです。いいなぁ。
歳はとりにいきたい。とらされるのではなく。

この記事、なんなのかというとHASYMOのレヴュー記事なんです。一応。

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HASYMO “RESCUE | RYDEEN 79/07”

  • Posted at 01:46 on Sep 27, 2007
  • | (Closed)

秒速5センチで生きていくぼくら

「プラダを着た悪魔」に引き続き劇場で2回観た映画、「秒速5センチメートル」。
(2回劇場で観るかどうかがおすすめ映画の基準になりつつある。。。)

予約購入していた限定版が先日届き、今朝観ました。
いやほんとやばいって。こんなに切なくもどうしようもない作品を誕生日に観ちゃっていいんでしょうか。(笑)

なにがつらいかってですね、主人公(タカキくん)にむちゃくちゃ腹立つわけですよ。
お前、そこまで近づけたのなら、永遠だとか、心のありかだとか、分かったんなら伝えろよと。
あかりのもとへ行けよと。激しく思うわけです。
だけど、自分自身なんだわ、タカキくん。正直なところ。orz
もうこれがなんというか、切ないんだけど、腹立つんだけど、タカキのことがよく分かる。本当に、マジに。

まさにどうしようもなく、分かる。
だから、せめてタカキくんには幸せになってもらいたい。
僕らはいったい、どこに舞い降りていくんだろう。願わくば、永遠だとか、心のありかだとか、そのすみかに舞い降りたい。
秒速5センチメートル、おすすめです。

私は限定版を購入したんですが、これがいい。サントラCDつき、特典ディスク付。
しばらくはこのサントラCDを聴きます…。
この特典ディスクに収録されている、テーマ曲「one more time, one more chance」の秒速5センチ版のPVが泣ける。
本編とは別に作られたもので、別カットなども使われています。そして、本編を観たあとに観ると、これまた別の…。
私自身は救われました。(最後のカット、ほんとによかった。。。)

なのでできれば購入の際には限定版をおすすめします。
来月になってもまだ限定版が残っていたらまた買おうと思ってます。
なんで? いや、自分でもよく分からない。

DVDの詳細はこちらをどうぞ

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秒速5センチメートル 特別限定生産版 DVD-BOX
秒速5センチメートル 通常版

新たな潮流を創り出す精神

なかなか深い記事があったので紹介。
先月末にアメリカとカナダでAppleのiPhoneが発売されましたが、そのiPhoneに関連したAppleの姿勢についての記事です。
全部はちょっと長いのでお時間のあるときに読んでみてください。

なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(前編)
なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(中編)
なぜiPhoneは人々を熱狂させるのか?(後編)

iPhoneがほかの携帯電話機と比べて圧倒的にすごいのは、これまでの携帯電話機の常識をすべて撤廃し、“今日の携帯電話機はどうあるべきか?”という形を提示したことだ。
誰もが過去の常識に捉われて、その部分を変えようと思っていなかったわけだ。

(iPhoneは)新しい“常識”として定着する可能性を秘めている。
そうなった時、そうした常識にしばられている他社を尻目に、それらを打ち壊し、また新しいスタンダードをつくってしまいそうなのもアップルかもしれない。
同社はMacを通して3.5インチフロッピーディスクを世界に広めたが、その後、iMacでは、どこのパソコンメーカーよりも早くフロッピードライブ撤廃に乗り出した。
アップルとは、そういうことができる会社なのだ。

われわれがアップルから学べることは、まず最初に「利用者にとって最も望ましいのはどういう製品なのか」を、すべての前提を取り払って十分に議論することだ。
その際に重要なのは、議論に挙がった機能をただ付け足していくのではなく、いかにシンプルで使いやすい形を保ったままそれらを盛り込むかを考えることだろう。
多くの人は“理想”はあくまでも“理想”であり、“現実”の反対語として捉えてしまっている。そして製品化の段階で壁にぶち当たる度に妥協をしてしまう。だが、あきらめる前に、「もしかしたら壁のほうを作り替えられないか」と考えるのがアップルの流儀だ。

こういう精神はモノヅクリにおいてどの分野にでも当てはまる気がします。
どう崩し、どう築くか。今目の前にあるものが全てではない。気づいていないところにはもしかしたら広大なフロンティアが広がっているかもしれない。そこに行こうという精神。
そして「理想」とは「現実」へのヒントであるということを常に意識すること。
「最良の敵は、良である」という言葉にあるように、ベストに照準をあわせること。

いろいろ得るところの多かった記事でした。
ちなみにiPhone、日本で出たら一晩くらいは並んじゃうかもしれません(笑)。DoCoMoに来てほしいなー。