現代植物画展覧会

20060616.jpg

先日、東京・新宿、損保ジャパン東郷青児美術館にて開催されている「現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス-」に行ってきました。
これはおすすめ! 7/2(sun)までです。ぜひっ!!

簡単に言えば、花はもちろん身近な植物、野菜等を学術的資料として緻密に描いた作品展です。この緻密さが半端じゃない。言葉を失います。感動です。

普段なにも気にすることのない植物や野菜が、こんなにも素晴らしいものだったんだ、と「がつんっ!」と気づかされます。
本当に無駄なものはこの世界にないのだ、と実感します。どれもすべて言葉を失うほどに素晴らしい。

とくに私は植物が好きなのでもうたまりません。一日中いられます。(笑) もう一度観に行こうと思っています。ここ数年で一番のヒットです、この展覧会は。
絶対にこの展覧会(つまり原画)で観ることをおすすめします。

そしてまた創り手として感じるものもあります。
それは、こだわりにこだわった、つまり極限まで追求したときに、人を感動させるものが生まれるのだ、ということです。
もちろん観る側(作品を受け取る側)にその作者のこだわりがすべて伝わることはない。だけどそこまで達しないと本当の感動は生まれない。それをひしひしと感じました。

ちなみにこの損保ジャパン・東郷青児美術館には、フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」があります。この植物画展のチケットでそれも観れますよ。

  • Posted at 07:14 on Jun 16, 2006
  • | 2 Comments

2 Responses

  • 現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。

  • HAL says:

    ああ、その感動されてる感じわかります。
    そちらまで行けないのが残念ですが。
    若い頃、東郷青児の描く女性像に似ていると言われたことがあります。
    へぇ??と思ってたら、単にアゴが三角だからだって。(笑)
    今はまるいですが。
    少しずつichijoさんの作品を拝見しています。
    あのフラッシュはステキですよね。詩のイメージと見事に重なって。

  • nori says:

    あはは^^)
    うちにはずっと彼の「蝶」が廊下に飾ってあるのですが、
    小さい頃泣くと母はおんぶしてその絵の前であやしてくれました。
    そのときいつも僕は絵の女性を指して「おかあさん」と言っていた記憶があります。
    彼のは優しさのにじみ出る絵ですよね。

    > フラッシュ
    ありがとうございます!
    フラッシュだと表示させるタイミングをいろいろ試せるのでおもしろいですね、演出として。
    機会があったらまた別のでやってみようと思います。