MacBookをリッドクローズドモードで!

リッドクローズドモードで使用中のMacBook
MacBookのディスプレイがはっきり言って使い物にならないので家ではリッドクローズドモードで使おうと決めたのが先月
いろいろ試した結果ようやく環境が整いました。

「リッドクローズドモード」とは

リッドクローズドモード = “Lid-Closed-Mode”
Apple製ノートPCにて、外部ディスプレイにつなぐことにより、ノートパソコンを閉じたまま使用する方法。( “lid” = ふた)
閉じたまま使用するのでもちろんキーボードもマウスも別途必要。ノートPCをデスクトップPC本体のように使うとイメージすればよい。
ノートPCをわざわざリッドクローズドモードで使用することの利点は、搭載しているディスプレイより優れたディスプレイを使用できる点。

MacBookをリッドクローズドモードで使用するにあたり必要なもの。
・マウス&キーボード
・外部ディスプレイ
・使用する外部ディスプレイにあったディスプレイ接続変換アダプタとケーブル

公式サポート

変換アダプタというのは、MacBook搭載のディスプレイ出力ポート・「Mini-DVI」を多くのディスプレイに搭載されている入力ポート、「DVI」もしくは「VGA」に変換するために必要です。「Mini-DVI」というのはApple独自の規格で、これをそのままDVIもしくはVGAに接続するのは無理です。

まず「Mini-DVI」を「DVI」か「VGA」方式に変換する必要があります。そこで必要なのがこのアダプタ。
「DVI」でディスプレイと接続したい場合: [Mini-DVI] → [DVI]変換アダプタ
「VGA」でディスプレイと接続したい場合: [Mini-DVI] → [VGA]変換アダプタ
映像の違いを分かりやすく言ってしまえば、「DVI接続」はディジタル信号接続なのできれい、「VGA接続」はアナログ信号接続で少しぼやける(にじむ)、という感じです。

でもなによりも使用するディスプレイがなにに対応しているかでどちらを選ぶかが変わってきます。
ちなみにMacBook Proの場合は、DVIポートが搭載されているので変換アダプタは必要ありません。
Pro、か…。(遠くを見つめながら

自分のディスプレイの入力ポートは [ディジタル]DVI-D 24ピンx1 と [アナログ]D-Sub 15ピン(ミニ)x1。
DVIのほうはWindowsマシンで使っているので空いているのはD-Subのみ。なので最初 [Mini-DVI] → [VGA]変換アダプタ を使用してアナログ接続していたのですが、普段ディジタル接続の画面に慣れてしまっていたため、ぼやけ具合がストレスになりあえなく断念。

ディスプレイ切替器を使用してWinもMacもDVIで繋ぐことにしました。使用している切替器はサンワサプライの「SW-EDV2」
切替器にWinとMacからDVIで接続し、切替器からディスプレイに繋ぐ。画面にWinとMacどちらを表示させるかは切替器のスイッチで。

やはりディジタル信号で接続した方が画面はずっと綺麗です。
ディスプレイにDVI入力ポートが空いているのなら迷わずそちらを選んだ方がいいです。
切替器を使用する場合は、接続ケーブルが追加で必要になります。

―: DVIケーブル ▲: Mini-DVI→DVIアダプタ
[Windowsマシン]
   
 [切替器(SW-EDV2)] [ディスプレイ]
   
   
[MacBook]

実際やってみると非常に使い勝手がいいです。よかったよかった。
Winなとき
Winなとき。(※OS Xスキン使用中。)

Macなとき
Macなとき。
まぁ最近はMac繋ぎっぱなしですが。翠星石の足蹴になってるのが切替器。翠星石とNorah Jonesは常駐。

リッドクローズドで使うときMacBookを寝かせるか立てるかは好みですが、机のスペース上立てるしかなかったのでMacにはStand up!
スピーカーに立てかけるのも美しくないのでスタンドを制作。それに図のように立てた場合、底面がMacBookの排気孔&スピーカーになるので直で置くようにするとそれらを閉じてしまう感じになっちゃいます。(音はともかく、熱処理が心配です。)

スタンドは庭の木で
去年、庭の杉が立ち枯れたのを取ってあったのでスタンドにはそれを利用。
MacBookの厚さはスペックシートでは27.5mmですが、スムーズに立てるには28mm欲しいところ。微妙な厚さの調節はひたすらやすりで。
ずいぶん時間を置いた木なのでヤニは大丈夫だろうと思ったらやはり怪しい雰囲気なのでMacBook設置面にはコルクを貼ることに。
木の間を30mmにして、コルクを貼ってから1mm厚にまたやすりで調整。仕上がりはなかなかいい感じ。自然な木の香りもあって良いです。

ただリッドクローズドモードで普段使うとなると、スリープさせておかないと不便なのが欠点。
電源落とせない(電源落とすと入力デバイスでウェイクアップできないのでMacBookを開ける必要がある)ので待機電力がね。
デスクトップだろうがノートだろうが仕事が終わったら電源は落とす、コンセントも抜く、が当然の自分としては心苦しいです。ここがリッドクローズドモードの唯一の悩ましいところ。他は文句なしです。
Macノート持ち歩きたいけど家ではちゃんとしたディスプレイで作業したい、という方には激しくおすすめのスタイルです。

参考までに上に挙げた主なアイテムのAmazonリンク。
Apple Mini DVI-VGAアダプタ(定価は2520円)
Apple Mini DVI-DVIアダプタ(定価は2520円)
サンワサプライ DVIケーブル[ケーブル長1m](KC-DVI-1)
サンワサプライ 電子式DVIディスプレイ切替器(SW-EDV2)
Apple Wireless Keyboard (US)
Apple Wireless Mighty Mouse
ローゼンメイデン トロイメント 翠星石

物によっては家電量販店で買ったほうが手っ取り早いので探してみてください。それからアダプタはDVI・VGAともに定価は2520円です。Amazonの出店者は割高なので注意。(3/15現在)

  • Posted at 22:04 on Mar 15, 2008
  • | 4 Comments

4 Responses

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  • アナコンダ says:

    素晴らしい!! 切替機も切り株も真似させていただきます。見たところ我が家の環境とそっくりです。この切替機でキーボードの共有は出来ないのでしょうか? 私はmac+winでマジェスタッチを共有できたらなぁと思ってます。

  • >> アナコンダさん
    ありがとうございます!
    どうぞ使ってください。環境がそっくりとのこと、うれしい限りです。
    マジェスタッチ、いいですよねー!

    切替器ですが残念ながらこのディスプレイ切替器では
    キーボード&マウスまで共有することはできません。
    あくまでもディスプレイのみの共有となります。
    でも、「CPU切替器」と呼ばれるものを使うと、
    ディスプレイだけでなく、マウス&キーボードまで共有することができます。
    (「ディスプレイ切替器」はディスプレイの表示を切り替えるもの、
    「CPU切替器」は操作するPC本体を切り替えるもの、と解釈してください)
    たとえば前出のサンワサプライもCPU切替器を出しているようです。
    http://www.sanwa.co.jp/product/peripheral/changer/index.html

    OSごとのキー違いなどの制約はありますが、
    一台で済むのは魅力ですね!

  • poo says:

    すごい素敵なスタンドですね。いいなぁ。

  • >>pooさん
    ありがとうございます~!
    今も使っていますが、自然素材のものは使い込むうちに
    味わいになっていくのがいいですよね。