自作PCケースがやっと完成

やっとこ完成
いやー 長かった。我ながら途中飽きすぎw
数えれば去年の7月からですから、実に半年。まぁ完成させたからよしとしましょうか。

こだわったポイントを紹介。(ある意味変態的な内容を多分に含みますのでそのへんは適当に読み飛ばしてください(笑)

Feb 11, 2010 追記:第2世代を作りました。
自作 PCケース(2G)完成【Win7杯’09参加】 January 15th, 2010

前面USBポートとドライヴ
今回のケースのコンセプトは機械っぽくないこと。なので非常に便利な前面USBのポートも普段は見えないようにしました。同じくドライヴ類もです。
引き戸式にしようかというアイディアも出たのですがそれは手間がかかるだろうということで扉式に。扉も左右へ開くタイプだと、置き場所を選びます。右へ開く扉にしたら自分の左側には置きたくないわけです。なので下へ開く方式にしました。置き場所を左右問いません。
今入れているドライヴはDVD。上に一段分空いていますが、ここにはBlu-rayドライヴが入る予定です。まだちょっと高いので買っていません。なぜかHD DVDも持っているので(まだ規格合戦中にリリースされた映画の特典ディスク)HD DVD/Blu-rayのコンボドライヴが欲しいです。

底面の隠れUSB
底面の隠れUSB。もう一つのコンセプト、というかやりたかったのがApple G4 Cubeのように浮いたように見えるデザイン。G4Cubeは今でも欲しいパソコンですね。mini-ITXのマザボ・SSD・スロットインDVDドライヴで組みたいな。
その浮いた内側にこの隠れUSBがあります。これは無線マウス用のレシーバーです。常時挿しておく必要があるのと、受信感度の良い位置に挿したいという2点から背面ではなく(もちろん見た目から前面でもなく)ここに用意しました。見えないし、浮いてるから受信感度はいいしで最高。

上部の排気部
ケース上部はここもまた浮いているように見えます。今回もうひとつやりたかったのは、完全ファンレスマシン。組んだ7月当初はケースのガワがない、裸の状態だったので夏にも関わらず完全ファンレスで運用していました。
が、ケースを作ってかぶせてみると豹変。G4Cubeのように自然気流を生かした作りですがHDDの温度が上がりっぱで断念。12cmの低速ファン(800rpm)を設置しました。これでもほぼ無音なので満足です。夏場温度が厳しくなったら1200rpmのにでも換装します。

ランプとスイッチ
そして一番こだわったのが電源ランプ・HDDアクセスランプと、スイッチ類。
左から、電源ランプ・HDDアクセスランプ・電源スイッチ・リセットスイッチ。
どうやってこのメカニック部分を機械っぽくしないかに苦慮。結果、海で拾っては集めているガラスコレクションを利用することに。
海で拾ったガラスのかけら
浜辺に落ちている、丸くなったガラスのかけらを集めています。貝殻と並んで好きなんです。
これの緑と青のものをセレクト。スイッチのも細長いのを選んでそのまま加工せずに使いました。

やわらかい光
高輝度白色LEDなのにやわらかい光になります。夜でもまぶしくないです。昔の機器にあるような暖かみのあるインジケーターランプが好きです。

で、中身。
内部、正面から
内部、左側面から
HDDとDVDドライヴを固定しているアルミ板は、以前使っていたアルミ製PCケースを分解して切り出して流用。この作業を夏場にやりましたがけっこうしんどかった。

スペック

CPU: AMD AthlonX2 4850e (2.5GHz / TDP:45W)
MB: J&W JW-RS780UVD-AM2+ (microATX)
Mem: 8GB (2GB*4, OS:3.25GB / RAM-Disk:4.75GB)

HDD1(System): Hitachi HTS722010K9SA00 (2.5inch / 7200rpm / 100GB / 1プラッタ)
HDD2(Application): 同上
HDD3(Data): Hitachi HDP725050GLA360 (3.5inch / 7200rpm / 500GB / 省電力モデル)
HDD4(Muse): 同上

Video: ATI Radeon HD4350 (Sapphire)
Power: Antec Phantom350 (ファンレス、一番長く使ってるパーツ)
Drive: Pioneer DVR-S12J-BK

FF XIベンチのスコアは、Low:7898 / High:4850 でした。

そもそも今回(夏の時に)PCを総換装したのは、省電力にしたかったから。
現状の構成ではワットチェッカーによる実測で、アイドル時80W前後、フルロード時で118W。
以前のPentium4(北森3GHz)時代はフルロード時150Wは超えていたのでなかなか良くなっています。
それから大事な点として、可能な限り国内メーカーのパーツを買おうと。なのでHDDはすべてHitachi製のものにしました。(以前はSeagate派)

ちなみに今回からAMD派に転向しました。VideoCardでは以前からATI Radeon派でしたが、AMDとATIが一緒になった今、揃えます。それにAMDは省電力タイプのCPUに注力しているのも好感度。
Intelの前に苦戦を強いられていますが、がんばってほしいものです。

実働環境
そして実働環境。(クリックで拡大)

今回、材料には木材を採用。横浜のホームセンター、セキチューにてピノス集成材を購入。
塗装は、水性絵の具(ターナーの「ネオカラー」の白)で薄めに塗ってから、半乾きの状態で濡れ雑巾でごしごしと拭き取り。そうするといい感じにエイジド加工されていいです。もっと手間をかけたければ、完全に乾かしてからごく細め(400番とか)の紙やすりで削るのもいいでしょうね。

とりあえず好みの仕上がりでお気に入り
今後の換装予定(希望)としては、CPUをPhenom 9350eあたりのクアッドコアに、システムとアプリ関係のHDDをSSDに。といったところでしょうか。
2.5inchでも7200回転で、しかもディスクの外周部分なら速いだろうと思い今回のHDD構成になりましたが、やはり3.5inchに比べるとずっと遅いです。IntelのSSD、X-25M 80GBあたりが今年どのくらい安くなってくるかなぁーと。
あとはまぁOSをVistaか今度のWindows7に早くしたいなと。Vista環境でもVirtualPCで無料でIE6環境を構築できることが分かったので、XPにとどまる理由がなくなりました。でもたぶんWin7までは待つかなあ。

最後におまけで制作時のメモの一部から。(画像は全てクリックで拡大)
最初期のイメージメモ
構想段階でも最初期のイメージメモ。最初はこのようにG4Cubeをアレンジした作りにしようかと考えていました。マザボも当初は立てようかと思っていたんですね。

中身の構造案
中身の構造案。マザボは寝かせることにしました。加えて2階建て構造に。これが採用となりました。

扉案その他外装についてのメモ
扉の案と、外装についてのメモ。「ブルー&グリーンのライン」は上記のガラスへ流れていますね。

天板を浮かすアイディア
天板を浮かすアイディア。接合方法は変更していますが案はそのまま採用。扉が上部になっていて、この段階ではまだDVDドライヴなどが上部か下部か決まっていなかったようです。

いろいろ
いろいろなメモが混在してます。^^;
三角形が連続しているのは、足にする材木の切り出しについてのメモ。計算式もそれですね。図は、どう配置すれば無駄のない切り出しができるかの考案。
その下のアップルマークや電源マークは、スイッチ類をどうデザインするかの考案(上から電源スイッチ・電源LED・リセットスイッチ)。当初は電源LEDをアップルマークにしようかと思っていました。結局オリジナリティを追求するためにアップルは排除。意味をこめたスイッチデザインもなくし、匿名的なものになりました。
その他開閉扉の駆動部についてのメモと、廃熱構想のメモ。

制作に入る時の最終メモ
各案が固まり、制作に入る時の最終メモ。形は完成形ですね。設計図などは書きません。このような各所のメモ(何ミリか、など)のみで作ります。ノコギリで切るわけで、趣味の工作ではこのくらいアバウトな方が融通が利いて作りやすいんです。

  • Posted at 21:52 on Jan 20, 2009
  • | 2 Comments

2 Responses

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  • switch builder says:

    素晴らしい!
    一枚目の写真は本当に浮かんでいるように見えます。
    グラスのスイッチ類もセンスの光る心憎い演出だと思います。

  • >> switch builderさん
    ありがとうございます!
    実は最近構成を変えたので、新しく作り直している最中なんです。
    (3.5inchのHDDがなくなったので、少しコンパクトになる予定です)
    仕上がったらまたブログに載せようかな、と思ってます。