千代紙 PC

千代紙 PC
新しい PC を組みました。先日 Windows 8 の記事を書きましたが、そのマシンになります。

Windows 8 tips: 「スタート」がなぜ素晴らしいか、使いこなすための発想の転換 : *n.on.log – April 12th, 2013

今までの PC はこれ。

自作 PC ケース(2G)完成【Win7 杯 ’09 参加】 : *n.on.log – January 15th, 2010

そんなに時間経ってないと思っていましたが、もう3年も前なんですね。なかなか使い勝手の良い筐体でしたがいかんせん飽きてきたのと、もっとコンパクトにしたかった。そう思うようになったのはこの3年で強烈に進歩した APU (CPU と GPU を合わせた AMD のプロセッサ)の存在があります。AMD ファンの私にとってこの APU には惹かれるものがありました。そこでこれでひとつ、リフレッシュするかと。

テーマとしては「千代紙」です。自分でも理由がよく分からないのですが、ケーブルホルダーを作ったときあたりから千代紙にすごく惹かれているんですよね。

ケーブル整理術:トイレットペーパーの芯でホルダーを作ろう/コンセントの憂鬱 : *n.on.log – August 19th, 2012

今まで無垢材をそのまま使うことが多かったのですが、今回は千代紙をフィーチャーすることに。ケーブルホルダーと合わせて非常にマッチします。
基本素材は 4mm 厚の MDF 板。加工が簡単なので楽です。強度もこのくらいのサイズなら問題ないです。

背面
背面。

前述の今まで使っていたマシンも、それまでのマシンをブラッシュアップしたものだったのですが、今回は更に突き詰めました。構成は以下の通り。参考までに今までとの比較も。

  旧 PC 新 PC
CPU AMD Phenom II X6 1055T
(6Cores / 2.8GHz / TDP 95W)
AMD Fusion A10-5700
(4Cores / 3.4GHz / TDP 65W)
MB MSI 880GMA-E45
(Micro ATX)
ASRock FM2A85X-ITX
(Mini-ITX)
Memory DDR3-1066 16GB DDR3-2133 16GB
Video Card Radeon HD6450 N/A
(Radeon HD7660D)
Boot Drive Plextor PX-128M2P
Secondary Drive Western Digital WD5000BEVT
(500GB)
Seagate ST500LM000
(500GB / ハイブリッド HDD)
Sound Card Onkyo Wavio SE-300PCIE
Optical Drive Pioneer BDR-S06J-W
PSU SeaSonic SS-560KM 560W 80+GOLD Mini-Box picoPSU160 + 192W ACアダプタ
筐体サイズ
幅x高x奥 (mm)
300x305x305 195x235x220

 
目玉としてはメイン PC で初の Mini-ITX フォームファクタになったこと、そしてヴィデオカードがなくなったことでしょうか。それと電源がメイン PC で初めて AC アダプタになったのも大きい変化ですね。メモリスロットは4本から2本に半減しましたが、8GB モジュールを使うことで容量減は免れています。CPU のコア数が減ったのも初めてです。色んな「初」が詰まったマシンになりました。

中身
中身。
コンパクトさのみを追求すれば、CPU クーラーを背の低いものにすれば簡単に実現できるのですが、私は「速くて・静かで・小さい」という日本ジャスティスな価値観を PC に求めているので単純にそうはいかないのが悩みどころ。
ヒートシンクは今まで長いこと Scythe の Orochi[scythe.co.jp] を使っていました。「フィン間隔広め+低速のゆるゆるファン」の組み合わせが好きです。
今回新調したヒートシンクは同じく Scythe の 忍者参(Rev.B)[scythe.co.jp] を。忍者シリーズは好きですね。確か Orochi の前にも使っていた気が。忍者ミニ[scythe.co.jp] の後継があればそれが良かったんですけど。
ファンはお気に入りのメーカー Noctua の 12cm 700rpm の低速ファン。ファンはこれ一基のみなのでほぼ無音です。というか自分の耳では無音です。

サウンドカードはライザーカードを利用してギリギリ MB 中央側へ引きよせています。普通に PCI Express スロットに挿すと結構飛び出るんですよね。省スペースを詰めたいところにこれは痛かったので手間を加えています。

前面の USB ポートは勿論 3.0。Scythe の FPU3 をバラして使用。

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スイッチまわり
そしてなにが一番やりたかったかというと、やはりこのスイッチまわり(笑)。長らく、砂浜で拾った丸くなった硝子をスイッチや Power LED、HDD LED に使っていましたが、今回は折り紙に一新しました。電源スイッチは鶴。引っ張ると電源オンです。リセットスイッチは手裏剣。これを折ったのは人生で初めての経験でした。
年に1回使うかどうかのリセットスイッチを未だに実装する理由? だってジョニー、君だって人生をリセットしたいときくらいあるだろう?

そして Power LED は風船。これも人生で初めて折りました。そして自作 PC を始めて以来、初めて HDD のアクセス LED は省略しました。今や SSD やハイブリッド HDD が普通になり、OS がフリーズするということも皆無になった今「読み込み中なのかフリーズしているのか分からない」というシーンがなくなりました。たしかにアクセス中光るというギミックは楽しいのですが、場合によっては気が散ることもあり、必要ないと判断。

ちなみに、光学ドライヴのアクセスランプも視聴中などには煩わしいのでアルミホイルを挟んで光が透過しないようにしています(今までは筐体に扉があったので必要なかった)。

引っ張ることでスイッチする
スイッチの仕組み。スイッチの先端に穴を空けた木片を取り付けて、テグスを通して引っ張れるように。それに糸を引っかけて外に出ています。その糸には折り鶴がついてるという仕組み。

Power LED が非常に綺麗
Power LED が非常に綺麗です。これがやりたかったんですよ!!

最後にお約束の Windows エクスペリエンス インデックスさん。
Windows エクスペリエンス インデックス


さて、今回タイミング良く Windows 8 のコンテストのようなものが開催されているので参加します。テーマは「起動速度」のようなので、そっち方面には注力していない自分はまったく歯が立たないのですが記念に。

Windows8 PCの祭典~史上最速OSをインストールせよ! | DOS/V POWER REPORT[dosv.jp]
Windows 8 PCの祭典 エントリー一覧 – YouTube[youtube.com]
PCコンテスト「Windows 8 PCの祭典」募集開始のお知らせ[impress.co.jp]
「Windows 8 PCの祭典」エントリーレポート[impress.co.jp]

なぜか通電した後一旦オフになって、一呼吸置いてから再度電源がオンになるんですよね。MB の特性なのかもしかしたら電源が足りてないのか(一応アンペア的には余裕のはず)。というわけで時間としては 27 秒でした。【Apr. 29th 2013 追記】運営事務局の認定時間は 26 秒とのこと。わーいヽ(´∀`*)ノ

  • Posted at 21:17 on Apr 27, 2013
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