Surface Type Cover 2 英語配列版を購入、Caps / Ctrl 入れ替え

Type Cover 2 Cyan (US)

Surface 2 を購入後、愛用していますが唯一の気がかりがキーボードでした。Office が標準でついているので試してみたところ、調子が良かったので物書きにもいいなと思ったのですが、いかんせんソフトウェアキーボードは画面の半分が隠れるので Twitter 投稿や検索などならいいものの、文章を書く気にはなれません。気だけの問題ではなく実用上不適格です。

それで欲しいのが今回新たにされた Type Cover なのですが(初代とはカラー展開などが Touch Cover と逆になり Type Cover のほうが主力になった感じ)、なんと日本では日本語配列版しか手に入りません。私が見た反応の中では「英語配列版を買えれば即決」というのもあったので、このキーボード配列の問題で躓いている Surface 予備軍はそこそこいるんじゃないかと思えます。まぁ USB ポートがあるので好きなキーボードが使えるのですが、せっかくだもの。ねえ?
英語配列に普段慣れている人間に日本語配列キーボードを使えというのは酷です。私ならチラシの裏に、折れた芯をそっと差し込んだグラグラの鉛筆(しかも3センチくらいでもう削れない)で書く方がマシです。この点、マイクロソフト日本には是非とも検討していただきたい!

それで仕方なく英語配列版を色々探したのですが、結論として日本国内のショップから入手するのは非現実的ということになり、個人輸入することにしました。
そこで新たな問題が。海外のストアで日本へ発送してくれるところが実にないんですね。ファッション関係では以前紹介した ASOS などは日本へも送ってくれるグレートなサイトなのですが、少なくとも Type Cover 2 を扱っているようなお店で日本発送を行っているところは見つけられませんでした。


どうすっかなあと悩んでいた折思い出したのが、以前読んだ代行業者の紹介記事。

英語が苦手でも海外製品が気軽に買える、eBay公認の日本語オークションサイト「セカイモン」の仕組みを探ってきました:らばQ[labaq.com]

セカイモンに登録する前に直接 eBay を調べてみると Best Buy が新品で出品していたのですが「アメリカ国内のみ送るヨー」の断り書き。がっでむ。
英語は兎も角、「日本へは送れない」と言われては個人ではもうどうしようもありません(米国在住の親族・友人に転送作業を頼むくらいしか手はないのでは)。
それで諦めてセカイモンを利用してみることにした次第。

eBay公認日本語オークション セカイモン[sekaimon.com]

これが実によく出来ています。詳しい商品情報を確認するのを別にすれば、本当に日本のショッピングサイトを利用しているのと変わりありませんでした。これからもちょくちょく利用したいなと思えるサイトです。
今は以前ほどの円高ではないので価格面ではそれといったメリットは感じませんでしたが、「日本では買えない、日本へ送ってくれない」という商品がこうして普通に買えるのは素晴らしいですね。セカイモン、気に入りました。

気になる金額をまとめるとこんな感じ。

1次決済金額の内訳
   商品総額       :US129.99ドル
   セカイモン手数料総額 :US19.49ドル
   米国内送料      :US0.00ドル
   米国内消費税     :US11.69ドル
   米国内配送保険料   :US0.00ドル
   合計         :US161.17ドル(15,992円)

2次決済金額の内訳
   国際配送料:2,420円
   関税   :0円
   消費税  :0円
   合計   :2,420円

この1次決済金額というのは、eBay で落札してから、セカイモンの米国物流センター到着までに関わる金額です。クレジットカードか PayPal で払います。
この先、米国から日本へ送る送料・通関で生じる関税は2次決済として、商品受け取り時に代引で支払います。

全部ひっくるめて 18,500 円ほどで買うことができました。日本で売っている Type Cover 2 は1万3千円ですから約6千円の上乗せで入手できたことになります。本来入手できないものがこの程度の追加出費で買える。これは「英語配列版がないならチラシの裏に書くわ」というような人はひとつ検討に値すると思います。

もうひとつ気になる配送にかかった時間ですが、

11月1日:セカイモンに登録、注文(入札)、即決価格なのでそのまま落札確定
11月12日:米国のセカイモン物流センターに到着(途中列車の遅延があったらしい)
11月13日:日本へ発送
11月16日:日本(羽田)に到着、税関通過
11月17日:\届いたー/

やはり3週間は見ておいた方がいいかもしれませんね。アメリカって本当に広いんだなあ、と実感しました。というか日本の配送クォリティすげえ。

バックライトキーボードは正義
バックライトキーボードは正義!

打ち心地はいいです。普段 Happy Hacking Keyboard Professional 2 を使っていますが、これはこれで常用してもいいと思える良キーボードかと。


さて、HHKB を使っている、ということでピンとくる方はもう気づいているかと思いますが、キーボードにあーだこーだとうるさい我々にとってもうひとつ問題があります。そう、左 Ctrl キーの位置問題です。HHKB は標準で A の隣が Ctrl ですが、Type Cover 2 はよくある Caps Lock キーです。普通の Windows OS であれば、キーバインド変更のソフトウェアなどを使って入れ替えることができます。

がしかし。私が使っているのは Surface 2。OS は Windows 8.1 RT です。一般的な Windows ソフトウェアは動きません。となるとキーバインドを変更するにはレジストリに直接手を加えるしかありません。この辺、いい加減 Windows も Mac OS のようにキーボード設定から入れ替えられるようにしてくれるとありがたいのですが。

参考になったのはこちら。

CapsLockキーとCtrlキーを入れ替え、さらに半角・全角キーとESCキーを入れ替える[saluteweb.net]

レジストリエディタで直接変更
場所は HKEY_LOCAL_MACHINESYSTEMCurrentControlSetControlKeyboard Layout
「Scancode Map」というバイナリ値を新規に作成。

変更内容
バイナリデータ。

私が変更したいのは Caps Lock と左 Ctrl だけなので以下のように変更しました。

00 00 00 00
00 00 00 00
03 00 00 00
1d 00 3a 00
3a 00 1d 00
00 00 00 00

これで問題なく機能しています。快適、快適ィッ!

  • Posted at 22:00 on Nov 19, 2013
  • | 1 Comment

1 Response

  • 現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。