Unnamed Song

敬愛するアーティスト、YOSHIKIのクラシックアルバム、「Eternal Melody II」。
このアルバムで私が一番好きなのはなんと言っても#1の “Unnamed Song”。この歌はとても美しいバラードなのですが、これはYOSHIKIが9.11のテロに対して書いたものだと言われています。
ちなみにYOSHIKI自身に関してはこちらをどうぞ。

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EMIIのジャケット。水の中の気泡が写っているわけですが、これは「息吹」つまり「生」を表しているように感じます。

そして “Unnamed Song” 。実は歌詞が公開されていません。
ネットではいろいろその人が聞き取ったと思われる歌詞が公開されていますが、どうも歌詞内容に矛盾があったりと納得できないところも多い。
いろいろ調べて、かつ自分でよくよく聞き取り、なによりYOSHIKIのメッセージということを読み取った結果、自分なりに以下の歌詞に落ち着きました。
間違いがあるかもしれませんが、正式に公開されていない以上しょうがないですね。Violet UKのアルバムがリリースされれば、おそらく “Unnamed Song” も収録されると思うのでそれを心待ちにしています。

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  • Posted at 17:53 on Oct 10, 2006
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アーティストとは

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二十代も後半戦に突入しました。より自分にシヴィアに当たっていく所存。
いい意味でもうちょっと攻撃的になろうかと思ってます。「考える前に飛べっ!」みたいな。

さてそんな中、こんな言葉を見つけました。「そうだよな」と共感する部分があったので紹介。
雑誌 “FUDGE” でコラム “Life never ever like before” を連載されている高木正勝さんの言葉。

「アーティスト」
アーティストとは、受けとるべきものを、持てる感性で受け取り、持てる技術でそれを形に変え、他人に伝達できる人間。才能とは、受けとるべき何かがやって来た時、それを感じ、つかまえる事が出来る精神的、肉体的な体力。(中略)
いわゆる芸術家だけが、アーティストだとは 思っていない。目には見えない、耳には聞こえない、その受け取るべき何かを感じて人に伝える事が出来たなら、(中略)絵画や音楽のような芸術でなくても、それは美しいに違いない。

「個性」
「個性的であろう」とする事は、重要な事ではない。個性は生きていれば自然に生まれる。生まれも育ちも、見聞きした事、感じた事も、そして望むものも違う筈。ただ、過去に感じて来た感情にきちんと向き合うか向き合わないかで、個性は大きく変化する。魅力的な個性にもなれば、疎ましい個性にもなる。

ふむ、その通り。だと私も思います。
アーティストとは結局、「自分が受け取るべきなにか」をちゃんと感じ、それを自分というフィルタを通して外の世界にいわば再出荷できる人間、私はそう思っています。
そう考えると、別に何か作品を創っている人間だけがアーティストなのではなく、誰でもアーティストになりうるのではないかと。
つまり「アーティスト」というのはなにを生み出しているかとか、どんな才能を持っているかとか、まして技術などではなく、「生き方」ではないかと。
ただその「生き方」を選ぶなら(ときに選ばざるを得ない)、そこには日々自分の感性を磨き上げ、ときには守ることが必要になる。そして人によって感性の幅があるのも事実。

これを読んで、以前に当ブログでも触れた、銅版画家・長谷川潔さんの言葉を思い出しました。

さて、と。折り返したことだし後半戦、そろそろ行きますか!!

NIGHT STORIESのエンディングBGM

この春に半年という短い時間で終了してしまった、J-WAVEの深夜番組”NIGHT STORIES”(NS)。
水曜日担当の大貫妙子さんのNSは大変素晴らしかったです。

しっとりとした番組で、素晴らしい音楽を毎回たくさん聴けました。大貫さんに感謝します。短いあいだでしたが、ありがとうございました。
またいつかどこかで大貫さんの番組に出会えることを楽しみにしています。それまでどうぞお元気で。

この大貫さんのNIGHT STORIES。
いつもエンディングのBGMにかかっていた曲があります。少しノイズがかったピアノにゆったりなビートが乗った、切ない曲。
これが気になっていたのですが、BGMなためJ-WAVEの曲目リストに載らない。ならばと検索の鬼になるのですが、ググれどググれど曲名が出てこない。
オープニングに触れていた方は何人かおられたのですが。(ちなみにオープニングはrei harakami、”come here go there”だったと思う。)

でもどうしても知りたくて最後の手段とダメもとで2ちゃんねるのNIGHT STORIESのスレッドにて尋ねると一発で教えていただきました

久々にネットの素晴らしさを肌で味わいました。ビューティフォー! 本当にありがとうございました。FPMは以前から好きなので「つながってる…!」という。

そして今日、ラフォーレ原宿のHMVで買いました。
Fantastic Plastic Machine、”Sound Concierge #401 “Do Not Disturb” for your lonely midnight”。
9曲目に入っている、藤原ヒロシさんの”Natural Born Dub (Riverside Christmas Remix)”。

この曲はこちらで試聴できます。
これは藤原氏のCDからですが、7曲目のやつです。これも欲しい…。

これが午前3時を前にして流れ出し、大貫さんが締めのあいさつをするわけです。

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Fantastic Plastic Machine Sound Concierge #401 “Do Not Disturb” for your lonely midnight

私と同じような方がおられるかもしれませんので、検索に引っかかるように書いておきます(笑)。
J-WAVE、NIGHT STORIES(水曜日、大貫妙子)、エンディングBGMの曲名。

銅版画家 長谷川潔展

横浜美術館で明日(3/26)まで開かれている、長谷川潔展に行ってきました。

若くして渡仏し(死ぬまでフランスに居を定めていたよう)、日本より海外で絶大な評価を得た銅版画家。
フランス国内を旅しつつ作品を創り、銅版画の新たな世界を切り開いたアーティストです。ちなみに横浜市出身。

作品を見るとき、どうしても創った時期(何歳のときの作品か)が気になってしまいました。「ああ、俺と同じ24歳でこれを描いたのか…」とか。
比べる必要はないのですが、どうしても自分と重ねてしまいます。そして、年齢を追うごとの作風の変化も興味深かった。

彼の作品は、今回初めて見たのですが、異国の地に身を定めてはいても、その創りだす世界には、いわゆる「和」がしっかりと息づいていて、その研ぎ澄まされた華美に驚きました。そして彼の作品にはユーモアもある。

彼の遺した言葉を紹介します。

地球上の目に見える世界をとおさないと、
見えない世界にはいっていくことはできない。
しかし、見える世界のほうがはるかに小さい。
これを私は静物画に描く。

―『白昼に神を視る』より

アーティストって分野は違えど、本質の部分では同じなんだなぁ、と驚いた次第。なんか励まされます。

それにしても美術館に行くたび、無性に絵が描きたくなります。結構感化されやすいので…。こういう刺激って大好き。
自分もパリに行こうかなぁ。夢は果てしなく。

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  • Posted at 22:58 on Mar 25, 2006
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「おいしいコーヒーをいれるために」 & 「lust」

ひさしぶりにAmazonで買い物。

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中川ちえ 「おいしいコーヒーをいれるために」

最近できたばかりのカフェで見つけた本。(コーヒー関係の本がたくさん置いてある。)
これいいな、欲しいな、と思って調べたら、2年前にAmazonのウィッシュリストに入れてありました(笑)。
堅苦しくなく、のんびりと読めます。写真もきれい。

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Rei Harakami 「lust」

J-Waveで流れて即チェックした作品。レイ ハラカミの「ラスト」。

これは名盤になると思う。すごくいい。すごく気持ちがいい。サウンドはエレクトリックです。テクノ要素あり。
テクノはアングラなテイストになりがちだけど、これはものすごくポップ。踊りたくなる。

これを聴きながら夜明けの海岸線をドライヴしたら気持ちいいだろうなぁ。
すごくオススメです。とりあえず自分はこっち系の音って大好き。夜明けに似合う音楽、最高です。

  • Posted at 20:56 on Aug 13, 2005
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