おすすめのエアダスター

地球温暖化係数 1 以下のエアダスター
地球温暖化係数 1 以下のエアダスター、ELECOM の「ノンフロン ダストブロアー」。

空気を勢いよく噴射し、埃などを吹き飛ばすエアダスター。パソコン周りの掃除だけでなく、スキャナのガラス面だとか CD などの光学メディアの読み取り面など、色んな場面で役に立つアイテムです。

さて、このエアダスターの問題点は「何の気体を噴射するのか?」というもの。私たちが普段吸っている空気と同じものが詰まっているわけではありません。

「フロンガス」というと多くの方はオゾン層を破壊するもの、というイメージがあると思います。実際その通りで、特定フロンと呼ばれる種類のものは現在では生産が禁止されています(全廃は全世界ではないため問題は残っている)。
その特定フロンの代わりとして利用されているのが「代替フロン」と呼ばれるもの。これは前述の特定フロンに比べると「オゾン層破壊係数」が低いため代替とされてきたのですが、「地球温暖化係数」という指標が高いものとなっています。
「地球温暖化係数」とは、二酸化炭素が持つ温室効果の強さを「1」とした場合の相対的な指標です。例えばある気体の地球温暖化係数が「10」だったら、その気体は二酸化炭素の10倍の温室効果を持つわけです。

エアダスターの話に戻ると、現在一般的に売っているエアダスターにはこの代替フロン、正確には「HFC-152a」というものが使われているものが多くあります。そして「HFC-152a」の地球温暖化係数は「140」。
つまり、代替フロンを利用しているからといって、環境への負担が少ないとも言い切れない現状があります。

その中で私が使っている、この ELECOM のエアダスターは二酸化炭素を主に使用したエアダスター。代替フロンは使用していません。その結果、地球温暖化係数は「1 以下」となっています。

ダストブロワーECO-ECOMシリーズ – ELECOM

代替フロン、地球温暖化係数などについてはこちらなども。

エアダスター – Wikipedia
代替フロン – Wikipedia
温室効果ガス – 地球温暖化係数 – Wikipedia

他のエアダスターを使ったことがないので比べられないのですが、においがあるので換気には気をつけた方がいいかも。空気清浄機も反応します(笑)。
あと可燃性ですので、火のあるところでは使えません。その必要がある場合は「不燃性」を明示したエアダスターを選んでください。

普段購入しているのは NTT-X。ヨドバシでも売っています。一つあると何かと便利です。私は日常的に使うのでいつもお得な2本入りを買っています。

エレコム ノンフロン仕様 ダストブロワー(エアダスター) ECO AD-ECOM / 2本入り – NTT-X Store
エレコム AD-ECOM [ダストブロワー ECO 1本] / 2本入り – ヨドバシ.com

  • Posted at 23:55 on Sep 24, 2011
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生分解性プラスティックの威力を見た

生分解性プラスティック
「生分解性プラスティック」というものをご存じでしょうか。微生物などにより分解されるプラスティックのことです。最終的には水と二酸化炭素に分解されるようですよ。Wikipediaの項目が興味深いです。

生分解性プラスチック – Wikipedia

冒頭の写真はその生分解性プラスティックです。PC用のDVDドライヴを買い換えたので、元の箱にしまおうと思って開けたらこのようにボロボロになっていました。

触ると砕けていきます
触ると砕けていきます。

箱の底には粉が溜まっている状態
箱の底には粉が溜まっている状態。

びっくりしたので買った日を確認してみました。2007年10月でした。(領収書などすべてPDF with OCR化してるので検索できるのです。バンザァーイ!)
つまり3年半経過していたことになりますが、このあいだずっと空の蓋付き靴箱に入れて保管してきました。日光や埃には一切触れていません。空気に触れているだけでここまで劣化するとは知りませんでした。

箱の記載
箱の記載。通常のプラマークがついてます。普通のプラと同じように再利用はできるようです。

前述のWikipediaにも書かれていましたが、確かに耐久性はないので、生分解性プラスティックの袋は大事に保管せずにさっさと使ってしまったほうがいいかもしれないですね。

新しく購入した方には使われていませんでした
同じPioneer製のドライヴなのですが、新しく購入した方には使われていませんでした。(生分解性プラスティックの記載がないので使ってないのだと思う。)
Pioneer製ドライヴは環境に気を遣った素材を積極的に使用している印象がありますが、今回袋に使ってないのだとしたらなんでやめちゃったんでしょうね。「ボロボロになってるじゃないかゴルァ!」みたいな声があったのでしょうか。

生分解性プラスティックはコスト高なのだと思いますが、ポイ捨てになる可能性のあるポリ袋はすべて切り替えてもいいんじゃないかなあ。
そういえば一時期炭酸カルシウムを添加したプラ袋がありましたよね。すぐ白くなって結構弱い袋でした。最近見なくなったなと思ったらそれほど必要性がなくなりやはり徐々に減ってきているようです。

ゴミ袋 – 添加物 – Wikipedia
炭酸カルシウム入りゴミ袋のメリット・デメリット – 自然環境問題 – 教えて!goo

それにしてもこういうの見ると生分解性プラスティックを用意して、植木鉢などの土に時間差で埋めて観察したいですね。一週間、一ヶ月、三ヶ月経過などを並べて様子を見てみたい。やはり腐葉土などがいいのでしょうか(笑)。

  • Posted at 02:02 on May 07, 2011
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eneloop solar charger

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ねんがんの eneloop solar charger をてにいれたぞ!

公表では受注生産のため、3ヶ月ほど時間がかかるとあった “eneloop solar charger”。覚悟していたのですがなんと一週間でヨドバシからお電話。売れてないのかな…。でも早く入手できてとても嬉しい。

Sanyo の充電池、「eneloop(エネループ)」をご存知でしょうか。今までの充電池とは比べ物にならない素晴らしいアイテム。ちなみに Good Design Award 2006 で知りました。そのときの記事

私は普段使っているロジクールのマウスがコードレスタイプで単3電池を使用します。それに eneloop を使ってるのですが、その eneloop を太陽光発電で充電できる、というのがこの “eneloop solar charger”。
詳しくはこちらをどうぞ。
三洋電機のオフィシャルページ
eneloop solar charger を知った発表時の記事

以前から気になっていたのですが、19,800YEN と高いのでなかなか手が出ず(ヨドバシカメラの場合)。

私の以前からの夢、というか目標のひとつに、自分のクリエイティヴワークのすべてを自然エネルギーで賄う、というものがあります。
最近になって自然環境にやさしい商品、製品、サーヴィスが溢れてきています。私たちはその情報、つまり広告を雑誌、TV、ラジオ、街中のポスター、あらゆるところで目にします。
でもその広告を作ったデザインスタジオはその広告を作るのにどれだけの電気を使ったのか?
Mac などのパソコンが何台も並ぶスタジオ。パソコンが何台もある部屋では熱問題が大変なのでエアコンをかなり強くかけます[#1]
こういうスタジオで「環境にやさしい」と謳う商品の広告を作ったりする。これには僕は矛盾や無責任さを感じるし、その商品にまったく説得力を感じない。

うちではそういうのはやりたくない。今すぐに達成は無理だけど、でも eneloop の充電くらいならできる。19,800円だからどうにか…ね(笑)。

とりあえず私の活動において、マウスだけは自然エネルギーで賄いはじめます。だからさっそく発電したいんだけど横浜は秋雨。はやく晴れないかなー。

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僕の部屋で一番陽の当たりのいい出窓に。

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横のインジケーターで発電状況・充電状況がわかる。今日は曇りだから発電できていない。残念!

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太陽光発電で内蔵のリチウムイオン電池を充電し、ここにeneloopをはめて一気に充電する、というしくみ。

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eneloop のパンフレットより。

太陽光発電のこれからの課題は、製造時の環境負荷・生産コストの低減と、エネルギー変換効率(発電量)の増加ですよね。日本企業にはがんばってほしいな。以前TVで見たところによるとEU、特にドイツはかなり技術が進んでいるようです[#2]
太陽光発電については Wikipedia が詳しいです。

お湯に愛を。

最近電力会社がプッシュしている「オール電化」。私自身は猛烈に反対しています。今の時代に「オール電化」はないだろ、常識的に考えて…。今の日本の電力会社が提供する電気は、どんな風に発電されているかを考慮に入れれば全然「クリーン」ではないです。
一般家庭でできる一番効果的なCO2削減は、電気の節約です。
なので極力電気の使用は少なくしたいわけですが、「それは電気じゃなくてもいいんじゃないかなぁ」と思うのが湯沸かし器。
お茶を飲むごとに飲む分だけのお湯をやかんで沸かす。毎回沸かすのが面倒だったら、沸かして魔法瓶に入れる。これでいいんではないかと思っています。
今すぐ、沸騰したお湯を使いたい。そんなに生き急いだってしょうがないやね。

我が家でも以前、一時期電気式の湯沸かし器を使っていたのですが、そんな私の意向で今ではすっかり「やかん+魔法瓶」スタイルになっています。
魔法瓶を買い換えることになったのでヨドバシに行ってみると、卓上タイプでかっこいい魔法瓶がいくつか売られていました。(取り扱いコーナーは狭いですが。)
それがこれ。
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THERMOS(サーモス)社製のステンレスポット
箱はこんな感じです。
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他の魔法瓶メーカーからも出ていましたが、デザインが一番気に入ったのがこれ。
ペンギンを想わせるフォルムがかわいいです。使い心地もGood.
湯を注ぐときは、取っ手の上についているレバーを押しながら注ぎます。片手でできます。
ヨドバシ店頭で2,980YEN。おすすめの一品です。

そして購入してからとても感心したのが、
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長く使うためのこういうアフターサーヴィスがちゃんとしてあるのはとてもうれしい。

Amazonでも取り扱いがあったのでご紹介します。
THERMOS ステンレスポット 1.5L メタリックブラック(型番:THJ-1500)
他のモデルの取り扱いもあるみたいなので希望の型番で検索してみてください。

  • Posted at 20:52 on Jun 15, 2007
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