世界らん展2010

極淡いピンクで可憐
極淡いピンクで可憐。

今年もらん展に行ってきました。開催3日目の2/16。まだ花も元気でした。花を綺麗に咲かすのも難しいですが、開催日に合わせるのも難しいでしょうね。
うちでも咲きましたが1月末~2月始めが見頃でした。うちのはまた別に載せたいと思います。

虎柄
虎柄の蘭。

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BRUTUS No.607 沖縄特集

  • Posted at 22:21 on Dec 09, 2006
  • | (Closed)

排水溝に落ちたイモリから学んだこと

2年ほど前、沖縄にひとりで一週間ほど行ったときのこと。そのときかなり衝撃的なことがあったんですが、今日ふと思い出したので紹介。

私はとある田舎にある海辺の喫茶店に出会い、そこのオーナーと知り合いになってちょっとだけ働かせてもらいました。土方のような仕事です。
そこは本当に不思議な場所で、私と同じように(例えば関東圏から)ふらっとやってきた若者が働いていました。なにか強く心が惹きつけられるところです。
そして、そこで一緒に働いている彼らのある会話がそれまでの私にとっては信じられないものでした。

その海辺の喫茶のすぐ近くに、同じオーナーの喫茶がもう一軒あり、その喫茶の庭を手入れする仕事でした。(手入れというか庭を造っていく仕事。)
その庭には池があり、イモリがたくさんいました。(ヤモリと違い、水辺に棲むほうです。)けっこうかわいいです。イモリ。おとなしいし。

そこで、休憩時間にイモリの話題が出たんですね。以前からここで働いている2人と私。ひとりは沖縄人(A)、もうひとりは関東からやってきた人(B)。彼らの会話。

A:この前さー イモリがいたんだけどさー。
B:うんうん。
A:排水溝に落ちちゃっててさー。
B:落ちちゃったんだ。(笑)
A:それがさ、上ろうとしても落ちちゃって出れないんだよね。

私はこの会話をとなりで聞いてたのですが、このあとの一言が私には衝撃でした。みなさんならどう答えますか?
彼はこう答えました。

B:あー、もうそこで生きていくしかないね。

そのときの自分だったら、「ああ、もうだめだね」とか、「終わったね」と答えていた。
こういうなんでもないような会話の中で、つまり根本のところで意識がちょっと違うんだ、と思った。
このとき心底から「すごいなぁ」と驚いた。そして、この沖縄という地に私は心から敬意の念を抱きました。

自分が住んでいるような、ささくれて緊張した街で生きていると、僕らはすぐ思う。
「ああ、もうだめだ」
冗談を交わしていてもすぐ言う。
「もう終わった」
「死ぬ」

そうじゃないんだ。どんな状況になっても僕はこう言って生きていきたい。
「あー、もうここで生きてくしかないね」
そうしたらいつかきっと、深い排水溝からでも出られると思う。僕らがイモリを排水溝からその手でやさしく拾いあげるように。

Love and Peace, Forever.