2011年12月10日 皆既月食
12月10日は皆既月食でした。東北の日本海側などでは生憎の空模様だったようですが、関東以西では観ることの出来た場所が多かったようです。横浜も薄い雲が流れていましたが、ばっちり観ることが出来ました。いやっほう! 月食をしっかり観ることが出来たのは初めてです。凄かった! 写真もたくさん撮ることが出来ました。
まずは今回の皆既月食について。
2011年12月10日 皆既月食 – AstroArts
【特集】2011年12月10日 皆既月食 – AstroArts
月食 – Wikipedia
簡単にまとめると、
◆地球の影(本影)に入る前から、また本影から出たあとも半影によって部分的に暗くなる。
◆月が赤く(赤銅色[しゃくどういろ])なるのは、光の波長のせい。夕焼けが赤く見えるのと同じで、赤い光は届きやすい。
◆赤い月は萌える。
◆冬場の観測は寒い。
◆月はかっこいい。
◆(以下略
では時系列に追ってみましょう。
21:42 頃、本影に入る直前。半影によって暗くなっています。半影による食・半影食は 20:32 頃から始まっていたようです。
以下に 21:45 頃から約5分間隔の月を並べてみました。16枚、時刻にして 23:00 までの様子です。皆既になるのは 23:06 から 23:58 です。
厳密な撮影ではありませんので月がぐらぐらと傾いたりしていますが、おおよその欠けていく様子は伝わるのではないかと思います。
大きいサイズ [600×7215, 270KB]
長大なサイズですが、270KB と大したことないのでぜひ大きいサイズを。ぼやけているコマは雲が流れていた時ですね。
[900×1200]
そして皆既へ、23:04 頃。
これは明るく撮っています。実際にはここまで明るくはありません。
実際にはこのくらいの暗さです。赤銅色。尤も電灯が点いている家の前で観ていたので、人工光のない環境だったらそれはびっくりするような月に見えるでしょうね。
皆既の間はこんな感じで過ぎていきます。
ちなみに月食の間、月では「地球による日食」となっています。2009年2月19日に日本の月周回衛星「かぐや」がこれを初めて撮影しました。
JAXA|月周回衛星「かぐや(SELENE)」のハイビジョンカメラ(HDTV)による半影月食時の地球の撮影の成功について – JAXA
月食 – 月食時に月から見た太陽 – Wikipedia
う?ん、おもしろいですね! 月面から見てみたいなあ。
[1200×900]
皆既が終わったところ、0:00 頃。
全部観るつもりはなかったのですが、結局皆既まではずっと外で観ていました。
皆既の間は部屋に待避したのですが、その時に速報的に Twitter にアップしたのがこちら。
まずは簡単に月食の経過。上から 21:52 / 22:14 / 22:32 / 22:49 。 twitpic.com/7rcwr0
— ichijo.nori (@ichijo) 12月 10, 2011
写真選んでる時間ないので赤い月はとりあえずこれで!周りの光の天は星です。うひょー! twitpic.com/7rcyye
— ichijo.nori (@ichijo) 12月 10, 2011
とても素敵な夜でした。
Twitter と言えば、こんな Tweet を目にしました。
小田急の車掌さんのアナウンス素敵「現在、皆既月食により八割型月が欠けております。残念ながら車内からはその様子を伺えませんが、ホームに降りた際は是非空を見上げて見てください」すっごく優しい声だった。癒されたよ
— たま (@tama165) 12月 10, 2011
そうか。月に光が戻った時に、あの日から9ヶ月になったんだ。被災された皆さんに光が戻りますように。祈ります。
— 高世秀仁 (@cream2) 12月 10, 2011
[800×1200]
本当に大変な一年でした。月の光とともに優しさと復興を祈って。