匂いで季節を感じているらしい
先日、5月23日の夕方に今年初めて「夏だ! 夏の匂いがする!」と感じました。
具体的になんの匂いだろう? と思ったら、蚊取り線香。もう庭には蚊がいっぱいいるので焚いたんですね。それが今年初。
季節をひしひしと感じるのは、人によってそれは旬の食材だったり、風の肌触りだったり、なにかの行事だったりするのだと思いますが、ふと考えてみると自分は匂いであると気づきました。
思い返してみればそう。春を感じるのは(「春だ!」と強く自覚する瞬間)、紛れもない夜の沈丁花の香り。ちょうどコートを着ずに夕暮れ後外へ出てみた瞬間に沈丁花の花の香りが街に薄く染み渡っている…。それが僕にとっての春の訪れ。今年もありました。
夏が今回気づいたように蚊取り線香の香り。真夏の香り(自分的にサイコー!な季節)は陽炎の匂い。ちなみに雨が降り出したときのむっとするような土埃の匂いがたまらなく好きです。なんかね、いいんですね。
梅雨はこれも毎年同じなんですが、梔子(くちなし)の甘い香り。雨に濡れると早く終わってしまうんですけどね、梔子の花。横浜もそろそろかな?
冬は雪が降りそうな寒い朝の匂い。あれも独特です。「冬だー」と思う。
秋がなんだったかなぁ、と思い返してみると金木犀の匂いでした。
僕は夏が一番好きで、一年のうち10ヶ月くらいは夏でいいと思ってるくらいなんですが、ほかの季節は上で書いたような匂いを感じれば満足、という節があります。
たとえば夏の後半に咲き始める百日紅を見ると「マジかよ…」とヘコんで、いわし雲見て金木犀の匂い嗅いだら、「もう秋いい、冬来て」という感じ。
冬は雪の匂い嗅いだらもう満足、春はまだかよ、みたいな(笑)。
春は沈丁花の夜を感じて、桜に思いを馳せて、花びらを撮ったら、「よーし準備オーケー、夏カモーン!」状態。(まさに今!)
いろんな人の「夏キタ!」な瞬間を集めたらおもしろいかも。蝉の鳴き声とかもいいですね、夕立とか。夏っぽい。
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