鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏
鎌倉・鶴岡八幡宮の大銀杏の倒木の知らせは衝撃でした。何と言うか、う~ん。言葉になりませんね。
過去の自分よ、撮っておいてくれと願いながら写真フォルダを探してみること二日間。撮っていました。2006年2月12日撮影。よくやった!!
2月なので枝落としした状態の大銀杏ですが、ここに記念として掲載します。
トンビが小さく写っていますね。このあたりはトンビが「ピーヒョロロ…」と鳴きながら空に弧を描いています。
こちらはその倒木の知らせ。日経新聞の記事です。
日経新聞、2010年3月10日夕刊。
この時点では「回復不能」という知らせでしたが、12日の時点では「もしかしたら…」ということになっていました。
日経新聞、2010年3月12日夕刊。
ただどうなんでしょう。自然倒木なので寿命とも取れます(付近の土が長年の来客者に踏み固められて根へのダメージにもなっているかもしれないけれど)。復活計画にテクノロジーが関わっていいものか私自身まだ考えている途中ですが、逆にこういう時こそのテクノロジーとも言える気もします。
今あるものはいずれ朽ち果てて、そこにまた長い時間をかけて新しい環境が生まれていくというのが自然という世界。朽ち果てたものをまた復活させるというのは難しい問題です。技術的なものよりその行為の意味が。
ムスカ大佐なら迷わず「大銀杏は滅びぬ、何度でも甦るさ!鶴岡八幡の大銀杏こそ人類の夢だからだ!!」と言うでしょうが。(笑)
根本から自然に芽が出てくるといいな、と思っています。新しい大銀杏が樹齢1000年になる頃、どんな世界になってるんでしょうねえ。そもそもこの辺りは海抜も低いと思うので海に沈んでるかもしれないですね。海からひょこっと飛び出る大銀杏。かっこいい…。