Rose Garden

Borinquenさんの記事より

kanakoさんというデザイナーの方のオープンギャラリー。Borinquenさんの写真を見た瞬間全身鳥肌が立ちました。まさに爪先から脳天まで!
ここまで底から震え上がったのは久しぶり。(笑)

ギャラリーは10/28までとのこと。
私はいつ行けるか分かりませんが、期間中に必ず行こうと思っています。そう日程が残っているわけでもないのでお知らせしました。表参道に行く機会がありましたら見てみてください。
場所などは上記リンクのBorinquenさんの記事をどうぞ。

もしどなたか日程が合えば一緒に行きましょう。久しぶりに書斎館にも行こうかな。

音楽座ミュージカル「泣かないで」

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高校の後輩、Raynaさんの出演するミュージカル・「泣かないで」を観てきました。プレヴュー公演の初日、関内ホールにて。(公式サイト

ものすごくよかった。
原作は知らなかったけれど、それには関係なくその世界に入りこめました。素晴らしい! 自分は大満足のオーヴェイション。

不思議なのですが、終演直後より時間が経つにつれて胸のチリチリ感が増えてきて、あとを引く作品です。すごく上質なチリチリ感。
そして主人公の森田ミツの優しさがひしひしとこちらににじみこんでくる感覚。乾いた土に水がしみこむような。そのミツを演じる今津朋子さんがすごいんだわ、ほんとに。鳥肌が立つほどに。

そしてバンドがまたすごい。照明もかっこよくて、ミュージカルって総合芸術だなと改めて実感しました。(ワタクシ、高校では演劇もかじってました。)

素晴らしい舞台に出会えたことに感謝。
Raynaさんもこれからもどんどん成長してゆくことでしょう。素晴らしい女優さんになることを僕も楽しみにしています。やっぱり同年代ががんばっているのを見るのってすごい元気をもらいますね。俺もがんばるぞよ。ありがとね。

あと舞台もクラシックコンサートのようにS席がいいですね、やはり。高いけど。
今回はA席ですごくいい席だったのですが、役者さんの顔まではよく見えない。今度からがんばってS席にしようと思います。

現代植物画展覧会

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先日、東京・新宿、損保ジャパン東郷青児美術館にて開催されている「現代植物画の巨匠展 -ボタニカル・アートのルネサンス-」に行ってきました。
これはおすすめ! 7/2(sun)までです。ぜひっ!!

簡単に言えば、花はもちろん身近な植物、野菜等を学術的資料として緻密に描いた作品展です。この緻密さが半端じゃない。言葉を失います。感動です。

普段なにも気にすることのない植物や野菜が、こんなにも素晴らしいものだったんだ、と「がつんっ!」と気づかされます。
本当に無駄なものはこの世界にないのだ、と実感します。どれもすべて言葉を失うほどに素晴らしい。

とくに私は植物が好きなのでもうたまりません。一日中いられます。(笑) もう一度観に行こうと思っています。ここ数年で一番のヒットです、この展覧会は。
絶対にこの展覧会(つまり原画)で観ることをおすすめします。

そしてまた創り手として感じるものもあります。
それは、こだわりにこだわった、つまり極限まで追求したときに、人を感動させるものが生まれるのだ、ということです。
もちろん観る側(作品を受け取る側)にその作者のこだわりがすべて伝わることはない。だけどそこまで達しないと本当の感動は生まれない。それをひしひしと感じました。

ちなみにこの損保ジャパン・東郷青児美術館には、フィンセント・ファン・ゴッホの「ひまわり」があります。この植物画展のチケットでそれも観れますよ。

銅版画家 長谷川潔展

横浜美術館で明日(3/26)まで開かれている、長谷川潔展に行ってきました。

若くして渡仏し(死ぬまでフランスに居を定めていたよう)、日本より海外で絶大な評価を得た銅版画家。
フランス国内を旅しつつ作品を創り、銅版画の新たな世界を切り開いたアーティストです。ちなみに横浜市出身。

作品を見るとき、どうしても創った時期(何歳のときの作品か)が気になってしまいました。「ああ、俺と同じ24歳でこれを描いたのか…」とか。
比べる必要はないのですが、どうしても自分と重ねてしまいます。そして、年齢を追うごとの作風の変化も興味深かった。

彼の作品は、今回初めて見たのですが、異国の地に身を定めてはいても、その創りだす世界には、いわゆる「和」がしっかりと息づいていて、その研ぎ澄まされた華美に驚きました。そして彼の作品にはユーモアもある。

彼の遺した言葉を紹介します。

地球上の目に見える世界をとおさないと、
見えない世界にはいっていくことはできない。
しかし、見える世界のほうがはるかに小さい。
これを私は静物画に描く。

―『白昼に神を視る』より

アーティストって分野は違えど、本質の部分では同じなんだなぁ、と驚いた次第。なんか励まされます。

それにしても美術館に行くたび、無性に絵が描きたくなります。結構感化されやすいので…。こういう刺激って大好き。
自分もパリに行こうかなぁ。夢は果てしなく。

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  • Posted at 22:58 on Mar 25, 2006
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