MacBook Air 11″ に買い替え

MacBook Air 11" (Mid 2011)
MacBook Air 11″ (Mid 2011) を買いました。11インチの梅モデル、型番はおそらく「MC968J/A」。キーボードを US に変更しただけで標準仕様です。

今まで使っていたのは Mid 2009 モデルの13インチとなります。このときは11インチモデルはまだありませんでした。

孤高のMacBook Air : *n.on.log – April 14th, 2010

今回の購入にあたっては「今あるラップトップを売る」という前提条件を設けて物を減らす目的もありました。13インチの MacBook Air と、長らくお世話になった MacBook を売ることに。

MacBook(Late 2006) を SSD に換装、SnowLeopard に移行 : *n.on.log – October 14th, 2009

他にも Mac まわりで使っていたもの諸々売って得た金額(発送に必要だった送料なども除いた最終受領金額)は、65,000円超え。そして購入した新 MacBook Air が84,800円ですから金額だけを見れば、2万円ほどで買い替えることが出来たことになります。

液晶品質の向上は嬉しいポイント
「で、変えて実際のところどうよ?」と聞かれれば「よかった」としか答えられないんですが(笑)、がんばっていいところをピックアップします。

  1. 液晶
    これは期待していなかっただけに嬉しいポイントでした。Mid 2009 との比較になりますが、良くなっています。色味はまだまだなものの、視野角に関しては及第点です。最初の起動する前にアンチグレアフィルムを貼っているので素のままの状態では確認していません。
    液晶を以前より開けるようになっている点もポイントです。前は「え、ここまで?」という感じでしたが、現行は必要十分と言える角度で開けるようになっています。
    高精細になっているので液晶サイズにしては表示情報量が確保されています(そのかわり字は小さくなりますが)。
  2. 発熱量低下
    これはそれぞれの使用環境で異なりますし、何をさせるかでも変わるのでなんとも言えないのですが、私にとっては改善と言っていい結果となりました。発熱の問題は危惧していたのでいい意味で裏切られました。
    動画サイトで動画を見るなど、同じことをさせても旧 MBA はファンが音を立てて回り、プロセッサ付近が熱くなりましたが、新 MBA は静かなものです。今のところ熱くなる場面には出くわしていません。
    夏場は分かりませんが、まぁそれはしょうがないですね。これだけの発熱量なら十分 OK です。
  3. 11インチという存在
    結局のところこれが一番でしょう。兎にも角にもサイズです。13″ と比べてみると一回り小さいだけじゃんとか思うのですが、実際にラップトップ、膝に載せて使ってみるとこの違いが大きい。やはり奥行きが狭まったのがいい感じです。

今回は梅モデル、つまり一番安い、性能で言えば「低性能」を敢えて選びました。理由ははっきりしていて「それが必要十分のもの」だったからです。13インチは松を選びましたが、MacBook Air はクライアントとしてしか使っていません。自分の手となり必要な情報を(例えばファイルサーバから)引き出す能力、またそれらをマルチタスク的に利用する能力は求められますが、MacBook Air で何か「作り出す」ような作業をしようとかはそもそも考えていない(ただしオフィスソフトは除く)。
ストレージは 64GB ですが、「それで十分」という使い方を普段からしていたわけです。11インチの梅はヴィデオメモリがそれ以外と比べて少ないのですが、それもまったく必要ない。ぐりぐりグラフィック性能が求められる作業なんてしませんし、巨大な解像度を持つディスプレイに繋げてといったこともしない。
メインメモリは標準で 2GB ですが、OSX 単体で使う分には十分です[ 1 ]。それにメモリを 4GB にしてしまうと11インチの松との価格差が縮まり、「えー、あとちょっと足して松にすれば SSD も 128GB かよ」とか思い始めてしまうのです。いいですか、それは罠です。あなた今「64GB で十分」って言ったじゃないすか。ね?

つまり MacBook Air 11″ の梅はそのままで使うためにあるようなもの。それならその低価格の恩恵に与った方が良いと相成りました。
それにこの「逆究極感」がまた楽しいですよ。余計なものはそもそもない、という Air らしさが滲み出ていますしね。私は勝手に「MacBook Air 11″ 梅」こそが MacBook Air の中の MacBook Air だと思っております。

横顔は以前の方が好き
横顔は以前の方が好きです。やっぱりこのギミックは心躍ります[ 2 ]。そういう意味では Late 2010 でこの筐体になってなんか普通になっちゃいましたよね。ツンツンしてるところがなくなっちゃった。

スリープのインジケーターもなくなった
前面に用意されていたスリープのインジケーターもなくなりました。何ででしょう、「閉じているときはスリープしているものだから」ということかな。まぁ実際そのとおりなのでこれは構いません。

その他にも OS の再インストールにメディアが不要になったとかいろいろ革新的なポイントもあるんですがまだ体験していないのでよく分かりません。
とりあえず結論として「Mid 2009」以前のモデルを使っているならば買い替えオススメできます。キーボードのバックライトも復活していますし、残念な点は極力ない状態で移行出来るものと思われます。

  • Posted at 23:43 on Nov 23, 2011
  • | (Closed)

Ubuntu で 3TB の HDD を使用する

Ubuntu で 3TB HDD を使用する
ファイルサーバとして Ubuntu を使用しているのですが、この度 3TB の HDD を導入したところ、今までの方法ではパーティションが作成できなかったので備忘録も兼ねて紹介。

私は MS-DOS と MBR(マスターブートレコード)との関連もよく分かっていません。「ここでは結果的に同じものを指している」程度の認識しかありません。
この記事では GPT(GUID パーティションテーブル)を選択していますが、なぜ GPT なのか、それ以外の形式ではどうなるのか、といったことが理解できていません。単純に 3TB の HDD を利用するためだけの手順を紹介しています。
ですのでもっとおすすめの方法があったら教えてください!

今まで新しい HDD の導入というと、特に何かを意識する必要もなく、せいぜいがファイルシステムを ext3 にするか ext4 にするかくらいで、「何かができない」という場面には直面しませんでした。ところが現在市場に出回っている HDD の最大容量である 3TB は違いました。パーティションテーブルの形式を今までのデフォルト形式「MS-DOS」から「GPT」に変更する必要があります。

容量の壁 – 2TiBの壁 – Wikipedia
なぜ 3TB の HDD になったらできないのかというと、2TiB の壁のせいだそう。2TB のときはまだ 1.82TiB だったから大丈夫だったんですね。

GUIDパーティションテーブル – Wikipedia
ざっくりと言ってしまうと、これからの流れとしては今までの MBR から GPT に変わっていくみたいです。

パーティションが作成できない
今までと同じやり方だとエラーが出てしまい、パーティションが作成できません。

MS-DOS パーティション長の限界が原因
エラーの詳細を見てみると

libparted のメッセージ
パーティション長 5860530176 セクタは msdos パーティションテーブルによって決められた最大長 4294967295 を越えています

とのお達し。

以下、手順。Ubuntu のヴァージョンは 10.10 です。

Read the rest of this entry »

  • Posted at 02:21 on Sep 26, 2011
  • | (Closed)

ファイルサーバを省電力化

関東以北では節電が俄にホットトピックになっていますが、私も夏が来る前にと以前からの懸案事項である24時間運用のファイルサーバの省電力化を実行に移すことにしました。
ファイルサーバについてはこちらの記事を。

はじめてのファイルサーバ in 自作ケース – January 16th, 2010

この記事の時より変わっていた点はOSのヴァージョンと、ストレージのHDD容量になります。
正確にはこのような構成でした。

OS: Ubuntu 10.04
CPU: AMD Athlon X2 4850e 2.5GHz TDP45W
MB: J&W MINIX-780G-SP128MB (AMD780G+SB700)
Video: (オンボード)
Mem: Hynix DDR2 SO-DIMM, DDR2-800, 1GB (一枚挿し)
Boot Drive: Hitachi HTS722010K9SA00 (2.5inch/100GB)
Storage Drives: Western Digital WD20EARS (2TB) x4台
PSU(電源、Power Supply Unit):Abee ZUMAX ZU-650B-KA 650W

これを以下の構成に変更しました。赤字が変更した箇所です。(OSのヴァージョンは除く。)

OS: Ubuntu 10.10
CPU: AMD E-350 1.6GHz TDP18W
MB: ASRock E350M1/USB3
Video: (オンボード)
Mem: Silicon Power DDR3 DIMM, DDR3-1333, 2GB (一枚挿し)
Boot Drive: Kingston SVP100S2/64G (SSD, 64GB)
Storage Drives: Western Digital WD20EARS (2TB) x4台
PSU: Mini-Box picoPSU90 + 110W ACアダプタ

要するにデータ保存用のHDD以外総取っ替えになったわけですが、結果としてはかなりの省エネを達成できました。

  前構成 新構成 前構成とのW差 前構成比
Peak 121W 75W -46W 62%
Idle 61W 33W -28W 54%

※ワットチェッカー調べ。

このピーク値は電源投入直後、BIOSを過ぎてOSを立ち上げているあたりのものです。起動中は負荷がかかってもここまでいくことはありません。

新しい構成で電源だけ以前と同じ ZU-650B-KA を組み合わせた構成でも測ったところ、
Peak: 85W
Idle: 52W
でした。これをACアダプタに換えると上記の「新構成」のワット数になるのですから、電源自体がかなり無駄遣いしていたことが分かります。一応80+Bronzeだったんですけどねぇ…。
ACアダプタをデスクトップパソコンに使うのは初めてだったのですけど、かなり気に入ったのでまた気が向いたら記事で紹介してみます。

今回、ワットチェッカーとにらめっこしながらパーツを抜き挿しして分かったのですが、ハードディスクがえらい電気食うんですね。使っているHDDは省電力タイプのものなのですが、実測でピークでは11W、アイドルでも4Wは消費していました(一台ずつ足していくとこのくらい増えていくことにより推測)。
このへんHDD単体のみを対象にしたスペックシート通り、というわけにはいかないようです。

ともあれこの省電力化計画は大成功ということで良かったです。
ATX電源が入っていたスペースがぽっかりと空いてしまったのでまた折りをみてかっちょいいPCケース作りたいですね。というかファイルサーバは普段ほったらかしですから段ボールPCでいいような気がしてきている今日この頃です(笑)。

  • Posted at 02:12 on May 09, 2011
  • | (Closed)

孤高のMacBook Air

飛んでる!
Appleの最軽量ラップトップ、MacBook Airを先月買いました。ちょっと時間が経ってしまいましたがお披露目。買ったのは現行の松モデル(MC234J/A)をUSキーボードに変更したもの。AirたんはCPUやメモリなどの内部ハードウェアの変更(CTO)は出来ないので、その他はスペック表通り。

今まで持ち歩いてたのは何度かこのブログにも出てきているMacBook(Late 2006)。これは重さが2.36kgあります。はっきり言って、重い。500mlペットボトルの水5本分ですからね(ちょっと飲みかけ)。
それも特訓だと思って3年間気にせず持ち歩いていましたが、家の中で使うことになったので持ち歩き用を新調しようと思った次第。ちなみにAirは1.36kg。極軽量を謳うモバイルPCと比べれば倍ですが、ラップトップまでWindowsはさすがに飽きるのでパス。僕は「パソコンを持ち歩きたい」のではなく「Macを持ち歩きたい」のです。

自分の中で選択肢はもうAir以外になかったので先月という時期は微妙だったんですが買っちゃいました。買ってすぐには新型来ないだろうと読んだ理由は、iPadの発表。当面AppleはiPadを引き立てるはずなので、軽量を売りにしているAirをiPadの直近にはぶつけてこないだろうと。むしろディスコン(Discontinued=生産中止)になる可能性の方が気になりました。ユーザ内のたわいもない噂話では以前からMacBook AirとMac miniはディスコンになるんじゃね?と流れています。あくまでもただの噂話ですが、なんとなく分かる気もするんですよね(笑)。でも僕はMac miniとかAirとかとんがったのが好きですねえ。孤高ですよ、立ち位置が。オールインワン? あんなの飾りです、偉い人にはそれがわからんのですよ。
でもiPad買ったらAirも重く感じるようになるんでしょうね。自分の使い方的にiPadはAirを置き換えるものにはならないのですが。
…と、この記事を執筆中にiPadの発売延期の報を聞きました。うーん、どうなるんだろ? AirのアップデートがiPad近辺に控えているにしてもこの状況ではAirも伸ばさざるを得ない気もしますが…。

念願のバックライトキーボード
念願のバックライトキーボード。

Read the rest of this entry »

  • Posted at 22:59 on Apr 14, 2010
  • | (Closed)

MacとBootCamp上Win7でBluetoothデバイスを併用&キー割り当て変更方法

自分が躓いたので備忘録も兼ねて…。

MacBookにてApple Wireless KeyboardとMagic Mouseを利用しています。そのMacBookにBootCampを利用してWindows 7を入れたところ、Apple Wireless KeyboardとMagic Mouseを登録できない現象にぶつかりました。
※以下、Windows 7として話を進めますが、他のOSでどうなるかは分かりません。

Windows 7の「デバイスの追加」にてデバイスは見つかるのですが、接続しようとすると「デバイスに接続しています」と表示されるだけでうんともすんとも言わない。結局接続されずにエラー。
さっぱり分からなかったので検索してみると、2ちゃんねるにも同様の書き込みがあり、その方の解決方法で同じく解決しました。多謝!

まずWindows 7にてBluetoothデバイスを登録する前に、Macにて登録済みのデバイスを削除する必要があります。ここで気をつけるべきなのは、「接続解除」ではなく「登録デバイスの削除」という点です。

環境設定から登録済みのBluetoothデバイスを削除
「システム環境設定」から「Bluetooth」へ。すでにApple Wireless KeyboardやMagic Mouseを利用されている方は、左側のデバイス一覧に表示されていると思います。
BootCamp上のWindows 7で登録したいデバイスを一度ここで削除します。あとでもう一度Macで使えるように再登録するのでご安心を。
一覧下部の「-」をクリックして削除します。私の場合はここでApple Wireless KeyboardとMagic Mouse(表示はApple Wireless Mouse)を削除。

再起動してWindows 7で起動します。
通知領域アイコンのBluetoothアイコンをクリックして「デバイスの追加」を選択します。ここで通知領域にBluetoothアイコンがなければ、Windowsメニューの検索にて「bluetooth」と入力し、ヒットした中の「Bluetooth デバイスの追加」を選択します。
登録したいBluetoothデバイスの電源を入れると、やがて自動的に表示されると思います。そしてデバイスアイコンをダブルクリックして指示に従っていれば登録できると思います。

無事に動作を確認できたら今度はMacにて再起動。先ほどデバイスを削除したので利かないはずです。Bluetoothデバイスの電源を入れ、インジケーターが点滅している状態であれば、Macが拾ってくれると思います。そして指示に従って再登録。上記スクリーンショットにある歯車アイコンをクリックすればデバイスの名前なども変更できます。お好みでどうぞ。

これでMac、BootCamp上のWindows 7と両方で使うことが出来ます。なぜ最初の段階で出来ないんでしょうね。ともあれめでたしめでたし。

Read the rest of this entry »