Politically Correct

Politically Correct。
言葉・表現において、中立的な立場をとること。

具体的に何について中立なのかというと、たとえば、政治、宗教、性別、社会的立場など。また、偏見や差別のない表現を意識すること。

*参照資料
ポリティカル・コレクトネス (Wikipedia)
“Happy Holiday”は“politically correct” (英語教師の基礎知識)
politically correct (たまろぐ。)

ただこのような言葉・表現に関する問題はひとりひとり受け止め方が違うので、なにが差別的でなにがPolitically Correctなのか線引きはできませんが、「基本的に意識しています」というスタンスを明らかにするのもありかと思います。

  • Posted at 21:39 on Dec 27, 2005
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エコ携帯 – N701iECO

トウモロコシとケナフから生まれたエコ携帯、「N701iECO」
これは注目。というか普通に欲しい。だけど、

ターゲットは環境問題に関心のある20代から40代前半の女性

というのがよく分かりませんねー。
「エコ」という人類共通の課題にわざわざスポットを当てた製品でなんでこうターゲットをしぼっちゃうのだろう。なにが目的なんだ…。
これでホワイトヴァージョン出ないかなぁ。パナソニックもこれやってくれないだろうか。

とにかく、今後のよりよい方向への発展に期待。そしてぜひユニセックスを前提にしたコンセプトでやっていただきたい。

  • Posted at 22:02 on Dec 12, 2005
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お客様のご理解とご協力…

禁煙エリア、電車での携帯電話の使用・優先席の案内・女性専用車両…。そんなところでよく見る・よく聞くのがこのアナウンス。

「お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」

見るたび・聞くたびに思うことがあります。
こういう社会のマナーというのは大部分の人は守っているわけで。毎回毎回、全体へ向けて「お願い」するのって、なんか腹が立ちませんか? 「そんなのやってるよ」という。こういうのは、

「お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」

で締めたほうがいいと思いませんか? わざわざ張り紙やアナウンスで「お願い」するなら、守っている人へ感謝の言葉も言えよ、と思うのです。

例えば禁煙の案内でも、マナーを守っていない人にだって、
「当館では全フロア禁煙となっております。お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」
で趣旨は伝わるでしょう。

「当館では全フロア禁煙となっております。お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」
だとやはり、守っている人は「うるさいな。やってるよ」と思うのではないでしょうか。私は非喫煙者ですがそう感じます。
だいたいお願いばかりで感謝がない。感謝を言いたくないなら、最初から決まりをリストアップすればいいだけの話。

「お客様のご理解とご協力をお願いいたします。」
はすべて
「お客様のご理解とご協力に感謝いたします。」
に言い換えるべきだと、私は強く思っております。

  • Posted at 22:25 on Dec 11, 2005
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裏ピースサインの真実

裏ピースサインというもの、知ってますか?
私が見かけるようになって5年くらいは経つんですが、ふつうのピースサインを裏返して手の甲側を相手に向ける、というやつです。
意味を知らない方もおられると思いますが(知っててやってたらちょっと問題である)この裏ピースって相手を侮辱する意味なんですよね。ファックサインほどではないと思うけど。※

私は幸いなことに、知ってすぐぐらいにその意味を知ったので使うことはありませんでした。でも今でもよく見かけます。それも有名人のスナップ写真とかで。そのうえきれいなおねいさんがやっていたりする。ちょっと悲しくなる…。(例1 例2

日本で流行ったきっかけはラッパーがやっていたからなんでしょうか。NHKのトップランナーという番組で2000年頃、日本のヒップホップミュージシャン、ZEEBRAがスタジオライヴで堂々と裏ピースやってました。あれは意味を知ってやっていたのだろうか。まぁ、たぶん知ってるだろうな。

日本人どうしでは問題なくても、外国人にはとんでもないっ! ってことって結構あると思います。それもこちらが知らずにやってしまう、というものが。自分も気をつけたい。なにかほかにもあったら教えてください。
知らずにやってしまってた! という方はこれから気をつければ無問題です、はい。別にベーシックなピースサインでいいじゃないですか。

※追記
アメリカでのファックサインが中指を立てるもの、イギリスでのファックサインが裏ピースであるという情報を得ました。(参照:Wikipedia

排水溝に落ちたイモリから学んだこと

2年ほど前、沖縄にひとりで一週間ほど行ったときのこと。そのときかなり衝撃的なことがあったんですが、今日ふと思い出したので紹介。

私はとある田舎にある海辺の喫茶店に出会い、そこのオーナーと知り合いになってちょっとだけ働かせてもらいました。土方のような仕事です。
そこは本当に不思議な場所で、私と同じように(例えば関東圏から)ふらっとやってきた若者が働いていました。なにか強く心が惹きつけられるところです。
そして、そこで一緒に働いている彼らのある会話がそれまでの私にとっては信じられないものでした。

その海辺の喫茶のすぐ近くに、同じオーナーの喫茶がもう一軒あり、その喫茶の庭を手入れする仕事でした。(手入れというか庭を造っていく仕事。)
その庭には池があり、イモリがたくさんいました。(ヤモリと違い、水辺に棲むほうです。)けっこうかわいいです。イモリ。おとなしいし。

そこで、休憩時間にイモリの話題が出たんですね。以前からここで働いている2人と私。ひとりは沖縄人(A)、もうひとりは関東からやってきた人(B)。彼らの会話。

A:この前さー イモリがいたんだけどさー。
B:うんうん。
A:排水溝に落ちちゃっててさー。
B:落ちちゃったんだ。(笑)
A:それがさ、上ろうとしても落ちちゃって出れないんだよね。

私はこの会話をとなりで聞いてたのですが、このあとの一言が私には衝撃でした。みなさんならどう答えますか?
彼はこう答えました。

B:あー、もうそこで生きていくしかないね。

そのときの自分だったら、「ああ、もうだめだね」とか、「終わったね」と答えていた。
こういうなんでもないような会話の中で、つまり根本のところで意識がちょっと違うんだ、と思った。
このとき心底から「すごいなぁ」と驚いた。そして、この沖縄という地に私は心から敬意の念を抱きました。

自分が住んでいるような、ささくれて緊張した街で生きていると、僕らはすぐ思う。
「ああ、もうだめだ」
冗談を交わしていてもすぐ言う。
「もう終わった」
「死ぬ」

そうじゃないんだ。どんな状況になっても僕はこう言って生きていきたい。
「あー、もうここで生きてくしかないね」
そうしたらいつかきっと、深い排水溝からでも出られると思う。僕らがイモリを排水溝からその手でやさしく拾いあげるように。

Love and Peace, Forever.