これは非常に明瞭で興味深い記事でした。
Mac vs Win【GUIの基礎と実践】 第1回 デスクトップとウィンドウ
こういうフェアな視点での記事はとてもいいですね。最後の一文を引用。
まったく別の見方をすれば、Macはシンプルであり、感覚的なインターフェースを旨としているのに対して、Windowsは多少煩雑になっても論理的で律儀なインターフェースを目指して設計されたものだといえるだろう。
なるほど!
初期のMacでは、もともと1度に1つのアプリケーションを使うことしか考えていなかった。対してWindowsは、もともと複数のソフトを切り替えながら使うことを前提に設計されていた。
こう見るとMacとWindowsの違いは設計意図からしてなるべくしてなったのですね。
私は数年前(3~4年くらいかな)からパーソナルコンピュータに関しては「窓辺に林檎を置く生活をしたい」と公言してて、めでたく今年それは果たしたわけですが、ここまで両方使ってきて思うのは、「やっぱりどっちも(MacもWindowsも)好きだなぁ」ということ。
ながらくWindowsにこだわってきて、内心ではかなりアンチMacなときもあったのは、多くのところWindowsを卑下というか「Windowsなんて」みたいなスタンスのMacユーザが癇に障ったというのがあります(苦笑)。
そんな中、知人に多くのMacユーザがいたのはそんなわだかまりをほぐす面で一役あったと思います。感謝。(考えてみたらMacユーザのほうが多い。)
閑話休題。両方使ってて思うのは、「やっぱりWindowsはいいなぁ」「やっぱりMacはいいなぁ」を感じること。それが上の記事でひとつ合点がいったのでした。
感覚的な明快さと、論理的な明快さ。どちらも等価に求め、持っている自分にとっては「どっちか」とは言えないようです。
もちろんMacとWindowsにどちらかしかないというわけではないけれど、重きを置いているポイントはその方向に違いが現れているのだと思います。
ただデザインに関しては(そもそもデザインとは「設計」という意なので、これは厳密には不正確な用い方)、Macのほうが好きで、メーカー製のWindowsパソコンは使いたいと思わないので、私はWindowsマシンに関しては自作することにしたのでした。おかげでいろいろ勉強できたしこれはこれでall right.