ここいらでこの3年を振り返ってみるとしようか ―2009年1月から2010年6月―
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私は2007年の7月から akari * studio というここ(site-ichijo.net)とは一応別管理と位置づけているサイトで毎月のカレンダー付き壁紙/デスクトップピクチャを更新しています。
そもそも akari * studio を公開した大きな理由は、このカレンダー壁紙を作って公開したかったから、という衝動的なものだった気がします。
そしておそろしいことに、そのスタンスのまま3年が経ちました。飽きっぽいこの僕が(基本的に)同じ事を続けるというのは滅多にないことです。開始当初のサイトをご覧になっている方もおられるかと思いますが、サイトのレイアウトもまったく変わっていませんね(コードは何度か書き直していますが)。これも我ながら信じられません。きっとぴったりとイメージにはまっちゃったんでしょうねえ、最初から。
それで時々考えます。なんで続いているんだろう、と。
思い当たるのは、ひとつに「毎月月初めに一回」というリズムが自分に合っていたこと。多少「めんどくさいな」という時もありますが、月が変わるんならしょうがなかろうという得心がいくテンポでもありました。
ふたつめが、やはり自分の見た最近のものからひとつを選ぶ作業が楽しかったこと。これが一番大きな理由かもしれません。例えば6月のカレンダーを作るのは5月の末になります。だいたい20日付近から「来月は何にしようかなあ」と考え始めます。この時点でネタが決まっていることはほとんどないです。考えつつ、その月を振り返り、「今月自分は何を見てきたのか」と振り返ることになります。これが自分自身にとってとても有意義でした。全然いい写真がなければ、象徴的な意味でそういう月だったわけです。この毎月のカレンダーは、僕個人としてのひとつの月間報告でもありました。
そしてみっつめに、これはお世辞ではなく、この壁紙を気に入って使ってくれている(らしい)他者の存在がありました。例えば友人知人ならば無意識のうちに好意的に見る傾向が人間にはあります。一枚の写真でもまったく見ず知らずの他人のものだったらとくに何も感じないのに、知り合いならばそこにストーリィが生まれるのでいい写真に見えてくるわけです。友人知人の褒め言葉を嬉しくは思いつつも一歩引いて、2割引くらいで受け止める癖が僕にはあります。そういう中でそれまで本当にまったく接点のない方から「きれいですね」とか「壁紙に設定しました」とかそういう感想をもらえるのは僕にはとても新鮮で嬉しいものでした。「自分が綺麗だなあと感じたものが、他の人にも綺麗に見えるんだ」という感触はなんとも不思議なものです。自分の感覚が特殊だとかそういうことではなくて、単に他者との共有体験が僕はきれいさっぱりすっぽ抜けているので(笑)、「きれいでしょう?」「きれいですねえ」というやりとりが奇跡に思えるわけです。へぇ、こんなことってあるんだ、と。非常にこれが興味深かったですね。
それでせっかく続いて3年というひとつ区切りのいいこともあり、ここいらでちょっと振り返ってみましょうか、と思った次第。全壁紙を一枚ずつ振り返ってもう一度見てみようと思います。
ひとつの記事に流そうかと思ったのですがあまりにも枚数が多かったので前後編に分けたいと思います。ひと月に複数枚公開したことがあったので36枚以上、全44枚となりました。
色づき始め。撮ったのは5月24日。まだこの頃は咲いているのは少なかったですね。
実はこれはよそのおうちの紫陽花。今月のカレンダーに使っちゃいましたが大丈夫だったかな?
これがうちで咲いた紫陽花。以下の写真は6月5、6日に撮ったもの。
以前は一枚目のようなタイプの紫陽花があったのですが枯れてしまったため、これは鉢植えで何年か前に買いました。いい色です。
ハイキーで撮ると爽やかな碧がまた引き立ちますね。
よく言われるのでご存じの方も多いかと思いますが、花びらに見えるようなのが萼(がく)で、小さなつぶつぶのようなのが花です。このタイプの紫陽花は雄しべなども分かりやすいですね。
花の部分をよく見ると、また別の花のような印象があります。いい色! こんぺいとうのような蕾のフォルムもたまらないです。
ホワイトバランスの設定色温度をちょっと低めにすると全体的に碧をまとった感じになってまた違った味わいが出ます。
雨に濡れた紫陽花を撮りたいのですが、自然に左右されるのでなかなかチャンスが。いつか撮れるといいな。(一枚目のは雨の中撮りに行きました(笑)。今しかない!と。)
以下、研修機パイロット暴走中につき、ATフィールドの弱い方は3メートルほど離れてご覧ください。ご迷惑をお掛けいたします。 ―ネルフ本部職員一同
(Twitpic)
新宿マルイワン meets ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(オフィシャルサイト、新宿マルイワン)
6月3日に 逝ってきた! 行ってきた!
現場の写真はすべてiPhoneにて。
6月2日に開催された、第29回横浜開港祭花火大会。(オフィシャルサイト)
天気も良く風もほどほどあったようで、絶好の花火大会日和だったのではないでしょうか。開始直前に Twitter で開催を知り、急遽セッティングしていつものように部屋で撮りました。
なにしろ海の日の花火大会がなくなっちゃったからね、このチャンスを逃すと次があるか分からない。^^;
伝統的な形の花火が多かった気がします。まぁ部屋から見えるのはかなり大きい玉に限られるのでそういうのだけが見えたのかもしれませんが(笑)。
でもいいですね、こういう打ち上げ花火らしい花火、好きです。
クライマックスは大きいのがどんどん。
三脚を揺らさないように(望遠レンズなのでちょっとの振動で思いっきり揺れるんです。35mm判換算で380mmくらい。)離れたところから有線リモコン(RM-UC1、キャンペーン期間中の購入でもらったやつ。すごい便利。)でバルブ撮影。バルブ撮影というのはシャッターを任意の時間開きっぱなしにする撮影方法です。シャッターボタンを押し続けている間、露光し続けます。そうすると花火の火が流れる様子が写るんですね。それでも綺麗に撮るのはすごく難しいのですが。未だに毎回手探りの状態で撮ってます。花火大会ってそうそうないからコツ忘れちゃうしね;
ぶれちゃったりしたのもこのくらいのサイズにすると分からないので、まとめて掲載><!
でも少し慣れてきたかな? 調整にそれほど時間をかけずにすむようになりました。
以下、自分向けに備忘録として書いておくと…
今回の絞りは20。焦点距離は190mm。
上昇中からやるとむずいので、爆発直前に合わせると良い。
いい玉が来たら思い切って長く露光すること。数を撮ろうと欲張って切ってしまうと柳のような垂れ具合が撮れない。
クライマックスは丸々見える大きさが続くので、それを見越してセッティングすること。